大槌町「安渡第二」「吉里吉里第四」「小槌第八」2019/5/11

午前10:30- 安渡第二

ずっとご自宅までお迎えにあがっていたTさんが3月に逝去されて、もう立ち寄ることは無いのだなあと寂しさを抱えつつ安渡第二仮設へと向かいました。

社協の巡回員さんお二人を含め、この日はたくさんの方とご一緒しました。中でも、男性が常連さんに声をかけられて初参加。ん?あなたはもしかして、小槌二十で何度か北島三郎をリクエストした方ではないですか?とうかがったところ、ドンピシャリでした。何年ぶりでしょう!とても嬉しいサプライズでした。

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新しい試みとしてのボール使用エクササイズ(腹筋運動)を敢行中、にこにこ笑顔の常連さんが遅れて入室。実はこの方、ずっと難聴で補聴器を使用していらしたのですが、加療により聞こえ方が改善されたということで、事前に私もご連絡いただいていたのでした。実際に歌ってみると、伴奏もきちんと耳に入っているご様子でした。良かったよかった!!

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今では貴重な仮設住宅集会所でのサロン、こんなに活発に取り組んでいただけて本当に嬉しいです。大槌町は今年度、三箇所を毎月訪問することになったので、これからもよろしくお願いいたします。

午後13:00- 吉里吉里第四

「ちょっと今日は用事のある人が多くて、参加少ないの申し訳ないわ」

そう仰るのはハキハキとリーダーシップをとる女性の方ですが、んー‥そうでもないですよ?たくさんいらしていただいて、ありがたいです。

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この日は主に、回想法の活動を行いました。大槌町は海辺の町ですが、女性は別の土地の出身で、結婚のために移り住んだ方もいます。

「昔の農家では、肥やしの中に細かくて軽い種を混ぜ込んで、手でまいたと聞きました」

と私が言うと

「うんこちゃん、ね」

とこちらがあえて濁した単語をズバッと。ちなみに岩手県北の地域では「ぼったふり」と言うのですが、こちら沿岸でも昭和30年くらいまでは行われていたようです。

「私がずっとおぼえているのは、お爺さんがどこそこの婆さんちのうんこは撒いたあともずっとその婆さんのうんこの臭いがするから強烈だと思っていたら鼻の下についていた、という思い出」

とおっしゃるので、その場にいた全員が腹を抱えて大笑いしました。

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まあ、シモネタでしたが場が和んで大変楽しかったです!

15:00- 小槌第八

珍しく母子連れが仮設敷地内で楽しそうに遊んでいる光景を見ながら、到着。集会所に入ると初参加の方がお一人、そして常連の皆さんが大勢集まっていました。

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こちらの仮設団地にお住まいの方はお一人だけで、あとは公営住宅からわざわざ歩いていらしてくださっています。声の大きい、お馴染みUさんも車を運転して近隣のご自宅からいらしてました。「そういえば、小槌十七の同窓会を午前中にやったんだよ」

活動終了後、我々に嬉しそうな顔でおっしゃるUさん。

「皆さん、お元気でしたか?」

「元気元気、こうやって集まるっていいねって皆で話をして。また企画しようねって」

私が小槌十七に通っていた時期にサロンへ参加してくださっていた皆さん、今も変わらず仲良く連絡を取り合っていると知って本当に良かったと思いました。つながりがずっと続いているのは、仮設時代の日々が良い思い出だったということですよね。

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