7月 13

宮古市「愛宕サロン(個人宅)」「近内公営」2018/6/17

午前10:30- 愛宕サロン(個人宅)

個人宅?とこの記事を目にした皆さんは不思議に思ったのではないでしょうか。これまで、仮設でのサロンでご一緒した方が転居して、そこのお宅にお邪魔して音楽療法を実施したことはありました。このケースはご病気で自宅から出られずに我々の訪問を希望した方へ、えころん単独での活動として行いました。しかし今回は、愛宕小学校仮設の常連さんが宮古市社会福祉協議会と話し合って、リーダーのKさんが

「自宅を開放するから、これまで通りのサロンをお願いしたい」

と決断したことで実現した社協のコーディネートによるサロンです。

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個人宅でのサロン、画期的だと思いました。ご自宅を開放して仲間を集めて下さったKさんには心から感謝の気持ちです。駐車場やメンバー構成の課題などもありますが、今後末永く継続できると良いなと思います。

ニュース映画を見たり仮設時代の思い出を語り合ったりと、お馴染みメンバーならではのいち時間を過ごしました。活動終了後には、Kさんお手製の昼食(麻婆ナス丼)をご馳走になり、お昼時間いっぱいのんびりとさせていただきました。ありがとうございました。

午後13:30- 近内公営

近内公営にお邪魔しました、またもや多くの皆さんがご参加下さってありがたやー!

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この日は転倒予防や腰痛防止のために、ハムストリングス(もも裏筋肉)のストレッチやふくらはぎのセルフマッサージなどを指導しました。皆さんの柔軟性、びっくりです!もしかしたら我々よりずっと柔らかいのかも?頑張らねば!

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ところでこの日、初参加の女性がお一人いらしたのですが‥あれ?何だかちょっとみおぼえが。脳みそにある遠い記憶を遡ってみたのですが、6年半ほど前に近内仮設で一度だけ遊びにいらした近所の方でした。なぜおぼえていたかというと、この方の強烈なインパクトある発言‥そして踊りです。ご本人は多分お忘れのご様子でしたが、とても懐かしかったです。長く続けていると、こういう嬉しいサプライズにも遭遇するのですねえ。アシスタントなすちゃんもはりきって「ハブ」のポーズを決めています。

7月 09

大槌町「安渡第二」「大槌(柾内)仮設」「小槌第八」2018/6/16

午前10:30- 安渡第二

毎月楽しみにしている安渡第二にお邪魔しました、早朝の出発も何のその!何とこの日は初めての方と数年ぶりの方が来てくださいました。

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「面白いから一緒に行ってみよう」と常連さんがお声かけくださったそうです、ありがたや。そして右端の方は小槌第五仮設で長年サロンに参加してくださっていたMさん。元々の家があった安渡地区に家を再建して戻ってこられたそうです。我々を忘れずにいてくださったことに心から感謝の気持ちです!

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数か月前に安渡公民館で開催された虎舞の映像を見ながら、皆さんに安渡の思い出をうかがいました。海辺の皆さんは本当に地元愛が強いのだなあ、と痛感。勇壮な舞も見ごたえがありました。

午後13:00- 大槌(柾内)仮設

さて、午後からは初めてうかがう場所が二カ所続きます。まずはいつも泊っている民宿「六大工」の川向うを山に向かって進んだ場所。「まさない」という土地です。

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初めて入った集会所なのに、何だか懐かしいような雰囲気でした。たくさんのサロンやイベントがここで開催されたのだなあ、とわかります。開始時間になっても訪問する人がいなかったため、参加ゼロかな‥と諦めていたところへ、ふらりと男性が一人。とても話好きな方で、この仮設の様子や最近の動向について細かく丁寧に教えて下さいました。

「わらびを煮ている途中に来た」

というこの方はフォークソングがお好きだとおっしゃってました。大丈夫、その年代も練習しております!といくつか洋楽も交えて弾いていると、どんどん人が集まってきました。やれ、嬉しい!実は半分以上の方が新居から車でいらしているとのことでした。

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歌や体操、クイズなどのレクリエーションと盛りだくさんの内容をお届けしましたが、大半はこの仮設の経緯や思い出などを皆さんから教えていただく時間でした。わらびを煮ていた男性は、我々が予定している次回の訪問前には転居されるとのことで、別の場所でいつか再会出来たらなあと思います。

15:00- 小槌第八

午後の二カ所目は三枚堂という地域のそばにありました。この三枚堂は小槌第十七や小槌第四のサロンで何年もご一緒していた住民の皆さんが移り住んだ災害公営が近くにあります。終了した仮設の皆さんとすでにお会いする機会を失ってしまったので、いつかどうにかして再結集サロンができるといいなあ、と遠目に公営住宅を見ながら感じました。

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何だか見覚えのある室内と調度品‥と思いつつ、セッティングをしていると、さっそく時間前に数名の方が遊びにいらっしゃいました。

「部屋、匂いがしますね」

と言うと、午前中に調理のイベントがあったことを教えていただきました。お昼ご飯を食べたのに、ちょっとだけおなかすいてきました。

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そろそろ震災から8回目の夏が来る、というこのタイミングで初めて仮設住宅に来てイベント?と怪訝に思われないか不安もありましたが、さらっと自然に受け入れていただき、アシスタントなすちゃんもいきいきと「あんこ椿は恋の花」のあてふりを披露できました。見てください、この笑顔!参加者の方々から万雷の拍手をいただきましたよ。ありがとうございました、またお邪魔します!

6月 15

宮古市「本町公営」「上鼻公営」2018/6/3

午前10:30- 本町公営

盛岡市では絆まつりという東北六県の祭りが集まる一大イベントが開催さえていた週末。照り付けるような日差しの宮古市でも、消防演習が行われるとのことで、あちこちの分団が大賑わいでした。

さて、この日は午前も午後も初めてお邪魔する公営住宅。本町は町の中心部から、宮古市役所に向かって山側にある便利なロケーションです。じりじりと焼ける駐車場のアスファルトから熱気が伝わるので、自動車内にタンタンを置いていくのが心配でしたが、お留守番させて我々は集会所のある二階へ向かいました。

フローリングの床に低い机と座布団を敷き詰めていると、近内仮設や愛宕小仮設でご一緒した元住民の方がいらして、久々の再会を互いに喜び合いました。お元気そうで良かった!他に、初めてお会いする方も含めて総勢8名のご参加でした。昭和30年代から40年代の宮古市のニュース映像をご覧いただいてから、冊子をもとに発声練習やストレッチなどを行い、流行歌を歌ってあっという間の一時間となりました。特に皆さんは足のストレッチにご熱心で(何と全員が柔らかい!びっくり!)近々ストレッチのしおりなども作成してお渡しをしたいなあと思っておりました。

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午後13:30- 上鼻公営

内陸から宮古市に向かって一番手前あたりにある地区(山田線千徳駅かいわい)に建てられた上鼻公営住宅です。集会所でじっと参加者を待っていたら、午前と同様に次々と見覚えのある皆様が!宮古市社会福祉協議会高齢者デイサービスを利用していた方、近内仮設にいらした方、そして田鎖仮設で手芸やらなにやら大変お世話になったSさん!!当時小学生だった娘さんも連れてきてくださったのですが、大きくなってすっかり素敵な中学生女子になっていました。時のたつのは早い‥。

ここでも初参加の方がお一人いらして、初めてとは思えない馴染みっぷりを発揮。曲のリストを片手に矢継ぎ早のリクエストを!中にはアダルトというか色っぽい内容の歌もあり、中学生の女の子が聞いてどう思うかしらとドキドキしながら伴奏を弾きました。ちなみに中学校では韓国の男性アイドルグループが人気なのだと教えてもらいました。勉強せねば‥!

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Sさんのお宅の長男くんは、私が震災前の山田町幼児教室で一度ご一緒したこともあり、仮設での再会でお互い驚いたという思い出もあり、この日の邂逅も感慨深いものでした。またご縁がつながってうれしいです。

6月 06

宮古市「佐原公営」「鍬ケ崎公民館」2018/5/20

午前10:30- 佐原公営

訪問先の仮設住宅が殆ど解体され、宮古市社会福祉協議会から組んでもらった巡回先は災害公営住宅ばかりになってきました。そしてこの日の午前は初めてお邪魔する佐原地区。プライベートでも訪ねたことのないエリアなので、ナビを頼りにドライブしました。ほどなく目的地に到着、少しばかり時間があったのでタンタンの散歩をしながらあたりを探索しました。大きな災害公営住宅が少し離れたところにもう一つあるのを確認したり、放課後デイサービスがあったり、いろんな発見がありました。

散歩から戻ると、アシスタントなすちゃんが電話で何かを確認。時計を見ると、すでに10時25分です。入り口のカギが閉まったまま、誰も開錠にいらしていないので、社協さんに問い合わせたそうです。担当の方が出勤していなかったのでやりとりに時間がかかり、実は我々が到着した場所から離れたところが本当の会場だったことが判明(散歩中に見たところです)。大急ぎで向かいました。

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すでに集会所は大勢の方で満席でした、お待たせして申し訳なかったです‥中里仮設や第二中仮設で何度もご一緒した方のお顔も見えます。お元気そうで良かった!仮設でのサロンが終了して、またお会い出来たら良いなあと思っていたので、こんなに早く実現して嬉しい!そして新たにご参加くださった方々も楽しんでいただけたようで安心しました。入り口付近に、障害をお持ちのお子さんとそのお母さんがいらしたのですが、音が大好きとのことで体を揺らしながら大きく反応をしてくれました。次回お邪魔する際は彼らにも演奏可能な打楽器などを持ち込みたいと思います。

午後13:30- 鍬ケ崎公民館

お昼休み、あまりに良い天気だったので浄土ヶ浜の駐車場に行ってビジターセンターなどを見学しながら、海岸まで下りて海をじっと眺めて過ごしました。遊覧船にも乗ってみたいなあと思ったのですが、残念ながら強風で波が高く欠航でした‥とほほ。

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鍬ケ崎公民館では館長さんからのご厚意で最初にコーヒーをご馳走になり、ゆったりとした気分で一時間のサロンを行うことができました。いつもありがとうございます。思えば、ここに集まる参加者の皆さんも依然は鍬ケ崎小仮設、第二中仮設、浄土ヶ浜第三駐車場仮設など別々の場所でご一緒していた方々です。こうやって寄り集まって、新たなグループが形成されて感慨深いです。津波前は皆さんが鍬ケ崎の住民だったという共通点があるからこそなんでしょうね。

6月 05

宮古市「津軽石公営」「実田公営」2018/5/13

午前10:30- 津軽石公営

大槌町の民宿を出て、北上する方向から津軽石地区へ入っていったのはこの日が初めてでした。震災直後からつい最近まで、まったくご縁が無かった場所なので、七年目の宮古市なのに色々新鮮!

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駐車場に到着した途端、必ず毎回参加して下さる方が

「先生、ほら!清寿荘仮設にいた長男くんがいますよ!」

と指さした方向に、私がここ数か月ずっと気になっていた三兄弟の長男くんがいました。親御さんの急な逝去で胸を痛めていましたが、これから友達と遊びに行くんだ!と元気な笑顔を見せてくれたので本当に本当に(涙が出そうなほど)安堵いたしました。この笑顔にたどりつくまで、どれだけ小さい体に我慢をためてきたのでしょう。お姉ちゃんと妹は外出中だとのこと。

サロンにはこの日も大勢の方がご参加くださいました。画像の通り、大人気のお兄さん(アシスタントなすちゃん)が椅子に座ったままの体操を指導して、皆さん汗だく!こんなに動いているのに、お兄さんは太ったままなのねえ、というツッコミも入りつつ。また、回想法として上映している岩手の昔ニュース映像では津軽石地区の鮭まつりが映り、はらこそば100円というところで盛り上がりました。

午後13:30- 実田公営

実田公営は、そろそろ解体される実田仮設からほど近いのですが、道路事情がちょっとだけ複雑な地域なので到着までに紆余曲折がありました‥無事についてよかった。

そして!!またもやサプライズ!!三兄弟のお姉ちゃんと妹ちゃんはここに住むご親族の部屋に遊びにいらしてました!!涙の再会‥はこちらだけで、二人の第一声は「タンタンどこ?」でした。仮設では訪問のたびにタンタンと一緒に遊んでくれたから、覚えていてくれたんですね。

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集会所でのサロンにも姉妹は参加してくれて、周囲の大人と丁々発止のやりとりをしておりました。相変わらずキレの良いことばかり言う妹ちゃんと、おっとりめのお姉ちゃん。懐かしい。

サロンでは椅子ではなく床に座布団の状態だったので、太もも裏やふくらはぎなどを伸ばして姿勢を正しく保つストレッチなどを含めた指導を行いました。姉妹も最後まで飽きずに(?)いてくれたので、とても充実した一時間となりました。初めてご参加いただいた方が多かったのですが、何とか次も楽しみにしてくださっているとお言葉をいただきました。またお会いしましょう!