10:30- 安渡第二
一夜明けて、この日は大槌町内の仮設住宅三箇所を巡ります。まずはお馴染み、安渡第二。
いよいよ春近し、ということで春に関する童謡唱歌を歌って開始しました。「春の小川」を歌い終わった時に、お一人から
「昔はここらへん(安渡)にも小川は流れていたんだけどねえ」
という話が出ました。もちろん今は盛土で跡形も無いのですが、昭和の中頃には暮らしのあれこれと小川が密接に関わっていたような証言もありました。お洗濯も川でしていたそうです。
回想法のスライドでは魚の名前当てクイズを行いました。鰆(さわら)が出てきた時は、以前の三陸では揚がらなかったのに、温暖化で捕れるようになったねえ‥とか、貝(あわびなど)も天然物は硬いから却って養殖物の柔らかい方が好きだ、などという話題で盛り上がりました。
最後はアシスタントなすちゃんのダンス「きよしのズンドコ節」で終わりました。
13:00- 大槌(まさない)仮設
残念ながら参加者はゼロでした。もう以前来ていただいた方たちは転居して、こちらには住んでいないということで、仕方がないですね。
空いた一時間は、BuzzFeedの岩永直子記者による大槌町社会福祉協議会支援員さんお二人へのインタビューになりました。
15:00-小槌第八
近隣住民6名、社協職員4名という大所帯での活動となりました。特に声の大きいUさん(小槌第十七でご一緒した)が雰囲気を盛り上げてくださったので、笑い声の絶えない一時間となりました。
Uさんの面白いところは、回想法クイズ(この日は男性流行歌手の顔写真でした)で自分がわからない時は、腕組みをしながら
「ほれ答えろ、ほれ答えろ」
と周囲の人に発破をかけるところです。そして回答を出すと、事細かにその人が活躍した時代の思い出や、当時の大槌町の様子などを皆さんとシェアして、思い出すのを助けてくれるのです。本当にありがたい!
こういう場で一番皆さんがいきいきとした表情をされるのは、やはりかつての大槌町の町並みや暮らしを思い出して懐かしんでいる時です。外部から来た我々にそのことを話す際の、とても誇らしげな顔。
最後に「瀬戸の花嫁」で軽い体操、「また逢う日まで」であてふりをしました。
コメント