平成25年度二戸市保健委員協議会研修会

二戸市シビックセンターのホールで講演してきました。
あちこちの公民館でお会いした皆さんと再会できて嬉しかったです。
今回のポイントは
・支援の届け方、気持ちの込め方
歩行訓練などで音楽を使うと「マスキング効果」で苦痛やストレスが緩和される‥という話題や、被災地での活動でボランティアへの感謝疲れを感じる皆さんに「ありがとう」ではなく「面白いからまた来て」と思われるような活動の構築を工夫した‥という話題を通じて、提供の仕方と姿勢を自分なりに考えること自体が大事なのではないか?ということを話しました。
プレゼントを渡すとき、あとで捨てるものだとわかっていてもリボンや包装紙を買ってラッピングしますが、料理も栄養素の摂取だけ考えるのではなく見た目や食べる人の好き嫌いのことも考えますよね?音楽の届け方も一緒だと思います。
・できないことではなくできること、できそうなことに目を向ける
病院や施設で働くと、患者さんや入所者さんへの看護や介護を行うにあたり、その人は何が出来ない人なのか?どういう障害で不自由がある人なのか?を主眼に考えてそれらを補うべく手厚いケアを行いがちですが、音楽療法をするにあたっては相手の表現を見て「どんな美的感覚の持ち主なのか」「どんな人生をたどってきてどんな価値観を持っているのか」などから相手の可能性を探る活動を目指します。あとちょっと頑張らなければいけないような「高い音での発声」「早いテンポの動き」を注意深く観察しながら提供して、できることをどんどん増やす姿勢も大事なのではないか?と思います。
担当の保健師さんから
「30分くらいは実演もお願いします」
と言われたので、滝廉太郎「花」でのあてふりを経て「春の小川」で会場の皆さんと即興であてふりを考えました。皆さんの発想、面白かったです!
(アシスタントなすちゃんがお休みだったので講演の画像がありません‥代わりにタンタンを)
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