日本における音楽療法の第一人者である精神科医の松井紀和先生、そして大垣女子短期大学の菅田文子先生をお迎えして、大槌町吉里吉里の吉祥寺でセミナーを開催いたしました。岩手県福祉基金の助成による、被災地の医療・福祉従事者を対象にした事業です。気温は低かったのですが、見事な青空で
「こういうの、松井晴れって言うんだよ」
と松井先生御自らおっしゃっていました。
午前中は菅田先生による講義、そして実践の紹介です。本職のジャズピアニストでもある菅田先生の流麗な伴奏に、参加者全員が気持よく歌声を響かせていました。発声や呼吸法の面白いワークもまじえて、あっという間の一時間半でした。
お昼休み直前には、松井先生への質問コーナーもあり。と言うのも、午前だけでお帰りになる方も若干名おられたので、菅田先生がせっかくだから‥と機転を利かせてくださったのでした。
当法人理事の三井さん、良恵さん、そしてお弟子Yこと山崎さん、音楽ライターの芹澤さんも後方で楽しそうに見ていました。
お昼ごはんは、地元吉里吉里の方が作って下さった地元料理の数々をごちそうになり、食いしん坊の我々は驚くほどの量をぺろりと平らげてしまいましたよ!
海苔巻きの切り方に注目!すごいですね。いぶりがっこは、三井さんの甥っ子嫁さんが手作りされたそうですが、いぶりがっこって自宅で作るの大変そうですね‥この他、三井さんのところで研修中のセガワさんがご自宅から持ってきてくださったうにご飯!とアラ汁もいただきました。ごちそうさまでした。
午後は松井先生の「なってまっこ(何でもあり)ワークショップ」でした。2グループにわかれてのバトルで、会場は一気にヒートアップ!記憶力を試され、チームワークもどんどんましていきます。
ゼスチャークイズのあとはかるた遊び。松井先生自作のかるたは、セラピストに必要なこころがまえが書かれていました。遊びながら学べる貴重な時間でした。
予定の時間を30分超過しましたが、参加者からは
「最高でした!」
の声が。本当に充実した一日となりました。
帰り際には、参加者の皆さんから是非!とすすめられた蓬莱島を見学に行きました。ひょっこりひょうたん島のモデルになった、大槌町の観光名所です。津波の後、きれいにリニューアルされました。
さて、お二人の先生は前の晩に盛岡にお泊りになったので、松井先生が愛してやまない盛岡冷麺を食べにでかけましたが。
大槌町から戻ったその晩も、また!冷麺!
どんだけ好きなんですか、松井先生。
遠路はるばる、本当にありがとうございました。どうぞまたお越しください!松井先生は翌日は山口県へ、菅田先生はのんびりと花巻観光をなさったそうです。
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