山田町老人大学で講演してきました 2013/11/1

先週、今週と介護予防教室の参加者から
「今度の老人大学で講師するのってせんせいですか」
と言われ、そうですよとお答えすると
「ああ、よかった。行きますよ!」
と皆さん笑顔で言ってくださっていたのでした。
そういえば、東日本大震災のあとに避難所を巡回していると、時々
「以前、山田町の老人大学で講演なさってましたね。おぼえてますよ」
と声をかけてくださった方が少なからずいました。
それだけ皆さんにとって印象深い出来事だったのでしょうか?
今回の講演会の冒頭でお招きくださった山田町健康福祉課長さんがご挨拶の中で
「震災後、初の老人大学の集まりです」
とおっしゃってました。
今、手帳を確認すると
2010年10月13日 山田町中央公民館 講演
と書いてありました。
何とも名誉なことに、私は山田町の老人大学で
「震災前の最後の講師」
であり
「震災後の最初の講師」
なんですね。素晴らしいご縁をいただいて恐縮です。
うれしいです。
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会場には100余名の皆さんにお集まりいただきました。
開始前、あちこちから私に手を振って下さる方の姿が。
ああ、あの方は大浦から。あちらは豊間根。
あの方は震災後の避難所でお声をかけて下さった女性。
懐かしい皆さんの顔を拝見するたび、胸にこみあげてくるものがありました。大変な災害のあとに辛い出来事や過酷な日々を体験してこられた皆さんの、屈託のない笑顔。
震災直後の山田町で、最初の音楽療法を行った後に山田町役場の若い男性職員から
「あんなに大変な目にあった婆ちゃんたちが、あんなに無邪気に歌っている姿を見て、泣きそうになりました」
と感想をいただいたことがありました。
辛い時こそ、無邪気にはしゃいで、童心に帰り、笑顔を共有できる時間が必要なんですね。

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