宮古市のきれまち仮設を出発して、15時45分に小槌へ到着。途中でコンビニに立ち寄ったため、ギリギリのタイミングになってしまいましたが、何とか間に合いました。
この日は4名の方がご参加くださいました。いつものメンバーにくわえ、安渡のご出身というやや年配の女性がお仲間に。まずは、あちこちで最近取り入れている、大昔の岩手県の古地図をモニターに映しだして、まだ沿岸の市町村が村ばかりだった頃の話をうかがいました。今の大槌町は、昔金沢村と呼ばれた土坂峠の入り口の集落と合併して出来上がったのですが、その大きさに皆さんびっくりなさっていました。
「昨日は大船渡市と陸前高田市を回ったんですよ、あそこらへんも随分細かく村にわかれていたんですね」
と私が言うと
「同じ三陸の村と言っても、行き来が大変な時代だったよね。バスもなくて馬車だものね」
と教えていただきました。最寄りの駅まで1時間2時間歩くのは普通だったそうです‥我々現代っ子(と私が言っていいのやら)には到底無理かと思われます。
安渡ご出身の方には、他の仮設にいる安渡住民の皆さんの今の様子を見ていただき、ずいぶんと懐かしんでいらっしゃいました。最後に映しだしたのが、今年のはじめに100歳で亡くなった、歌のとても上手な女性の顔でした。100歳になってもきちんとお化粧をして、新しい歌を何も見ずに歌えたという方の思い出話は終了時間まで盛り上がりました。
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