大槌町「小槌第二十」 2014/5/10

16:00-17:00 小槌第二十

まず到着してびっくりしたのは、私が集会所の玄関から入り部屋を仕切っているアコーディオンカーテンを開けたとたん、以前もここで会ったことのある子どもたちが電気もつけない部屋の隅っこから

「わーーーー!!」

と勢い良く出てきたことです。私の訪問を待ち構えて、驚かそうと待ち構えていた様子。そして次々と

「ピアノ弾いて!」

「追いかけてきて!!」

「こないだの歌を歌って!」

と注文をつけてきました。月に一度、それも大人の音楽療法が始まる前のほんの10分20分程度のことを、たった2回でこれだけおぼえていて、しかも楽しみに待っていてくれるんだなあと…ちょっと目頭が熱くなりましたが、あいにくこの日は体調が悪くて、アシスタントなすちゃんに丸投げしてトイレにこもってしまいました。めんぼくない。

(ちなみに「こないだの歌」というのは、私がその場でてきとーに「あんこのあ、いんこのい、うんこのう」と歌ったやつのことだと思われ)

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開始時間になり、大人たちが三々五々集まってくると、子どもたちは何も言わずとも外へ遊びに出て行ってしまいました。

アシスタントなすちゃんはいつも通り、目の不自由な方の隣で歌の歌詞を先読み(タイミングよく読み上げて相手が歌えるようにサポートすること)をしました。すると「いつも独占しちゃって悪いわね」とおっしゃったので「Sさん専用ですから好きに使ってください」とお答えすると「年上すぎて気が引けるわー」と大笑い。いや、そういう意味ではなかったのですが…まあいいや。

こちらでは年上の奥さんのことを「果報箆(かほうべら)」と言っております。金のわらじを履いてでも探せ、と良く言われますね。でもなすちゃんより40歳も上だと四十箆ということに。オオスミケンヤもびっくりです。

(それにしても、なすちゃんのおばさま人気は恐ろしいほどです)

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