宮古市「浄土ヶ浜」「児童相談所」2015/3/7

午前10:30-11:30 浄土ヶ浜

こんにちわ、と談話室の中へ入ると、Sさんが端っこを机の脚にくくりつけた刺繍糸を、よりよりと捻っていました。これは何に使うのだろうか?と不思議そうに眺めていると

「あれの鉢巻にするのよ」

と、窓際にあった宮古市のキャラクター「サーモンくんとみやこちゃん」を指さしました。浄土ヶ浜の皆さんは、最近このキャラクターのマスコット作りを宮古市からまかされているのでした。手作りのマスコットなので、一体一体の顔も体型も違っていますが、そこが味わいぶかいのです。数分後、下の仮設からもうお一人Hさんがやってきて、お二人を相手に音楽療法を開始しました。

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昔、浅草公会堂へ舟木一夫のリサイタルを観に行った、というSさんの思い出話を聞きながら、昭和の歌200というスライドを上映。色んな歌を歌ってきました。

午後13:30-14:30 児童相談所

お昼ごはんを初めて入った中華屋で食べてきた我々ですが、後ろの席にいた女性客二人が店員に

「ご飯終わったら、待っているお客さんいるので早く席あけてくださいね」

と有無をいわさぬ勢いで食器を下げられているのを目撃して、すっかり萎縮。味があまりわかりませんでした。そして休憩に訪れた埠頭で、アシスタントなすちゃんが奮発して500円の特別なソフトクリームを食べていたところに、いきなりトンビが襲いかかって強奪されるという悲劇も。散々な昼休みだったのですが、気を取り直して午後の仮設にお邪魔したら、初めてお会いする方が。

「宮町の仮設に住んでいるんだけど、最近みんな引っ越して寂しいからここで活動してるの」

と教えてくれました。小学生のお孫さんと一緒だったので、妖怪ウオッチのスライドなどでご機嫌伺い。なかなか笑顔を見せてくれませんでしたが、脳トレの「間違い探し」では、こっそりと隣りのおばあちゃんに正解を耳打ちしているのを見てしまいました。それなりに楽しんでくれたのかな?

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開始から30分ほど経過したところで、Fさんの娘さんとお孫さんたちが来室。新生児のいる空間で春日八郎とか大川栄策といった渋い歌が流れます。音楽療法士としては、子どもの情操教育の影響が心配になるところ…というのはありませんが(無いのか)、どんなに大声で大人たちが歌っても、まったりとしている赤ちゃんに頼もしさを感じました。

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はじめまして、の人も久しぶり、の人もいて賑やかな1時間となりました。

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