宮古市「なかよし公園」「高浜」 2013/2/23

午前 10:30-11:30 なかよし公園
一番最初に来室した方と、しばらくお話をすることが出来ました。この方は福祉施設のお仕事をしながら、あちこちに踊りを教えている先生です。他の仮設の皆さんのことも、良く把握なさっていて、とても貴重な情報を教えていただきました。ここには書けませんが、個人的にショックな出来事も知りました。
2011年10月からずっと続けている仮設住宅での音楽療法ですが、ここ数カ月はなるべく参加したお一人お一人のことを把握しようと思って、相手の同意が得られた後に(本人の負担にならないよう留意しながら)津波前はどこに住んでいたのか?今の暮らしはどうか?将来的にはどうするのか?などについて語り合っています。また「どこの仮設でどんなことしているか全然わからない」という人が多いので、仮設と仮設の架け橋のような役割も将来的に出来ればなあ、と思っています。
Imgp6301
時間を過ぎて、ぽつぽつと人が集まってきました。初参加の方もいらっしゃいますが、私が一番最初になかよし公園にお邪魔した時にいらした男性が再び来てくださいました。「異国の丘」を歌った時に、ご自身の戦争体験を離してくださった方です。今日は「満州娘」を歌い、新京での思い出を語ってくれました。
多くのリクエストをいただいて、楽しく1時間過ごしました。
午後 13:30-14:30 高浜
「あら、早いわね。今日は管理人さんが休みだから住民みんなで早く集まって先生いらっしゃる前に暖房とか部屋の準備しようって話していたのに」
と、常連の女性に笑われるほど早く到着してしまいました。遅刻は厳禁ですが、早すぎるのも迷惑なんですよねえ、反省。
談話室には新しいハンドクラフト作品がありました。卵の殻を使ったポプリだそうです。殻にはきれいな色紙が貼ってありました。
Imgp6320
6名の方がご参加くださいましたが、前回まで殆ど参加していた方の姿が見えず、お聞きしたところ体調を崩しておられるとのこと。心配です。年配の方が長期間仮設で暮らすということが、どれほど過酷なことか。相当な負担を感じていると思います。こうやってみんなで寄り集まる場所がある、というのは心のよりどころになっているんでしょうね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました