震災直後の数か月間、私は宮古市一か所と山田町数か所の避難所、そして障がい者施設を巡回していたのですが、被災者の皆さんが仮設住宅に入居してからはパッタリと山田町とのご縁が切れてしまい、それがずっと心のどこかに引っかかっていました。翌年から山田町地域包括支援センターの依頼で、町内のあちこちで介護予防教室の仕事をするようにはなったのですが、このたび地元の保健師さんからの仲介であらたな現場へつなげていただくことが出来ました。
山田町社会福祉協議会がこの春から事業委託された「老人等サポート拠点ほっとサポートセンター山田」という施設です。
山田町の各地域から高齢者を送迎して、半日ほどケアを行う施設です。スタッフの皆さんもまだ始まったばかりで手探り状態とのことでした。我々音楽療法士の提供する活動内容が、今後ここの皆さんの参考になればと思って、お引き受けしました。月に一度、今年度いっぱい通います。
いざ利用者さんとお会いしてみると、何人かの方から
「公民館で前にあなたの音楽教室うけたよ!面白かったよ」
と声をかけていただきました。おお、それは話が早い!というか、おぼえていてくださって光栄です。普段から歌や踊りを活動に取り入れている現場だったので、とても良い雰囲気でセッションを行うことができました。皆さん、本当にノリが良い!会話も丁々発止で進みます。
残念ながら私がここを訪問できるスケジュールが毎回金曜日の午前中なので、ほかの地域の方々とはお会いできませんが、織笠の皆さんこれからもどうぞよろしくお願いします。
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