山田町「大浦漁村センター」2014/6/12

IMGP3124

2日連続の山田町、やはり雨降りでした。町中(駅のあった周辺)は道路工事のため、通行止めの箇所が多くて、昼ごはんを食べに行くのに少々迷ってしまいました。大沢や織笠のあたりも、だいぶ工事が進んできて、やっと山田町も復興へと歩み始めた印象です。

この日の会場は大浦という小さな漁村でした。私が震災前から山田町の介護予防教室でお仕事していて、最初に「山田って意外と広いなあ」と思ったのが、大浦までの道のりでした。漁村センターという建物は体育館と公民館がくっついたような形で、裏手には野原がありました。最初に音楽療法を行った時に、伊藤久男「あざみの歌」を歌ったのですが、私があざみの花を見たことがないと言ったら、参加者のお一人が裏手にちょうど咲いていたあざみの花を摘んできてくださった思い出があります。

2011年3月の震災から半月後、三陸へ行く用事のあった私は、山田町を含めた縁のある場所を訪ねて巡回しました。見覚えのある風景は破壊されて、馴染み深い建物も流されてしまってました。大浦漁村センターは避難所になっていましたが、誰か知っている人がいないかどうか探しまわった記憶があります。

あれから三年余り。大浦では住民が自主的に高齢者の健康を見守るための組織作りを開始して、音楽療法を企画運営するまでになりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました