午前10:00- 関谷はなももの会
山田町からは年に数度、住民の方々の自主的な事業である健康教室（オーガナイズは地域包括支援センターの保健師さん）からお声掛けいただき、我々もしくは宮古市在住の音楽療法士がお邪魔して歌と体操のサロンを行っております。この日は関谷地区にある仮設住宅集会所に近隣住民の皆さんに集まっていただいて、一時間半ほど担当いたしました。
目の前の皆さんは、もう何度も我々の音楽療法を体験済みなので、非常にリラックスした雰囲気の中で進めることができました。主な内容は歌唱（心肺機能の賦活、誤嚥予防、発散など）、昭和のニュース映像（回想法）、あてふりです。
宮古市と大槌町は未だに仮設住宅や公営住宅へ定期的に訪問しているのですが、山田町は回数が少ないので、ここぞとばかりに土地の言葉について皆さんからたくさん教わりました。大槌町の一部地域で目の細い人をひびまなぐと言うのですが、こちらではかやきりまなぐと言うそうです。勉強になります！
午後13:30- 山田町ほっとサポートセンター
せっかく山田町まで仕事に来て、半日で帰るのはもったいない！ということで、午後は以前毎月のようにボランティアで訪れていたデイサービスにお邪魔しました。アシスタントなすちゃんが入った時の歓声たるやすごいです。大人気！
半年ぶりくらいでしたが、我々のことをおぼえていてくださって感激でした。早速、呼吸法からはじめて発声練習、歌唱、回想法などを行いました。
回想法では山の中の暮らしがテーマの動画を見ながら、木のつるや太い草の繊維などから暮らしの道具を自作していた話を皆さんからうかがうことができました。全く平地が無いような山間部では稲作が不可能なので、わら細工のかわりに別の植物を用いていたんですね。
山田町は三陸に面した「海の街」というイメージが強いですが、三陸海岸はすぐ後ろにわりとけわしい山々があるので、海の街でもあり山の街でもあるのです。だから住民さんに聞くと、どの地域に住んでいたかで幼少期に触れた文化が全く異なるのですね。本当に奥深いです。
皆さん、またお会いしましょう！
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