午前10:30- 鍬ヶ崎小
新しく出来たラウンドアバウト(信号機のない丸い交差点)にもそろそろ慣れて、鍬ヶ崎小学校仮設にお邪魔いたしました。周囲にはどんどん新しい建物が増えてますね。
仮設団地にお住まいの方は既に少数ですが、引っ越しをして自宅からわざわざこのようなイベントに参加してくださる方がいる場所は、サロンが安定期に入っているところです。そのような集まりには、この日のように常連さんが
「面白いサロンあるから、一度行ってみない?」
と独居の方、少々元気のない方を誘って連れて来てくださることがあります。歌と体操のサロンは東日本大震災で被災した仮設住宅の住民(直後は避難所)を対象に開始いたしましたが、七年目の今はこんな状況になっております。どんどん状況は変化して、サロンの意味合いも一概には言えないくらいです。
帰り際、アシスタントなすちゃんが常連のOさんからたくさんの四つ葉のクローバーを手渡され
「幸せがありますように」
と祝福されました。今では仮設巡回ノートに挟んで押し花になってます。
午後13:30- 浄土ヶ浜
「今日は二人だけなの、ごめんなさいねえ」
とドアを開けた瞬間に言われましたが、大丈夫ですよー!!二人は多い方です(マジ)。
せっかくなのでじっくりお二人にお話を伺えるように、むかしの農村の暮らしを題材にした教育映画を観ていただきました。お一人は山の中の村出身とのことで、ずっと
「懐かしい、これは××っていう道具でね」
と解説してくださいました。思えば、この数年ずっと浄土ヶ浜仮設に来るとさをり織りの活動で忙しい皆さんは、サロン開始ギリギリまで片付けをして、終わるとすぐに締め切り仕事に取り掛かる調子だったので、こうやって皆さんのこれまでの暮らしについて聞くチャンスはなかなかありませんでした。
次回は長い名作映画を観ましょうね!と約束しておいとましました。
コメント