今日の午前、午後の会場はどちらも至近距離にあり、夕方に訪れる大槌町へのアクセスには一番都合のよい場所だったので、私は
「なんて移動の楽な日だろう!」
と内心喜んでおりました。
ところが、ぎっちょん。
好事魔多し。
とんでもない落とし穴が、このあと待ちうけておりました。
午前 10:30-11:30 「清寿荘」
談話室で待っていましたが、時間になっても誰も来ません。
これはまた参加者ゼロなのか‥と思って、表で元気に遊んでいた小学生女児たちのところへいって
「一緒に遊ぼうよ」
と室内に誘いました。
6名の子供たちと、サイコロ遊びや風船遊びをしました。
数名は我々が前にも訪問した時のことをおぼえていて
「おじさーん!また変な絵かかないでね!」
と言ってきました。
(セクシーアンパンマンとか描いた記憶あり)
大人は誰も参加しなかったけど、子供たちと楽しく遊べたからいいかな‥と思ってその場を離れ、懐かしい豊間根の「笹」で昼食をとりました。
午後 13:30-14:30 「荷竹」
時間よりちょっと早めに談話室に入ると、何度も音楽療法に参加してくださっていた女性が室内で手芸をしていました。
そして私を見ると
「あら、今日は午前って聞いていたんだけど来なかったね。本当は午後だったの?」
と言われました。
ま ・ さ ・ か ?
はい、そのまさかでした。
私、午前と午後の会場を間違っていたんですね。発覚した瞬間、血の気がさーっと引きました。
「え、じゃあ皆さんずっと午前中待っていて下さったんですか?」
「いや、あまり人いなかったよ。いつもここで手芸しているメンバーだから、普通に手芸して時間潰しただけ。午後またみんな来ますよ」
と言っていただきました。あー。
しばらくして、他の手芸メンバーさんもいらして、皆さん何事も無かったように手芸を再開していました。
「じゃあ、皆さんの作業の背後でBGMのように歌います」
と言うと
「はいはい、よろしくー」
と手を動かしながら笑って下さいました。
ああ、良かった。じゃあセッションを‥と思いましたが
ち ょ っ と 待 て
逆に、清寿荘の方々には午後と告知されているのだから、これから談話室にいらして「今か今か」と待っている人がいるのではないか?このままだとすっぽかしになるのでは!それに気付いて、運転手のなすちゃんに
「ごめん、至急午前の場所に行って、来ている人がいたらこっちに連れてきてもらえない?」
と頼み、現地に行ってもらいました。予感的中!やはり参加者が2名、談話室で待っていたそうです。あああ危なかった!
幸い、お二人とも荷竹に移動するのは快諾してくださり、一緒に音楽療法を行うことができました。
1年以上、談話室を巡回してこんなトンチキなミスは初めてです、もう二度とこんな馬鹿なヘマしないよう、気をつけます。
すいませんでした。
昭和20年代に宮古市をおそった災害「アイオン台風」「カサリン台風」の話題が出た際、お一人の方が
「氾濫した閉伊川の暴れ水に、流された大量のヘビが見えたの。ヘビとはいえ、可哀相じゃない?だから、うちの母が竹の棒を投げ入れたら、それに撒きついてヘビたちは助かったみたいよ」
という、何だか民話のような思い出話を披露してくださいました。
手芸で出来た「どんぐりチャーム」、我々もいただきました。
ありがとうございました、大切にしますね。
セッション後、清寿荘からお連れした二人は、ちゃんと車でお送りいたしました。
その後、我々は大急ぎで大槌へ。
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