宮古市「西ヶ丘」「あゆみ公園」2014/1/11

2014年最初の仮設巡回は、全国の皆様から送られた支援物資を満載したレガシーに乗って出発しました。というのも、震災前からお付き合いのある山田町の保健師Tさんから
「傾聴ボランティアの方々が手芸のサークル活動をしているので、材料をわけてほしい」
という連絡があったからです。後部座席はすっかり荷物でふさがって、アシスタントなすちゃんも運転が大変そうでした。
午前10:30-11:30 西ヶ丘
いつも白いわんちゃんを散歩している住人のKさんが、小さい犬を一緒に連れていたので
「新しいわんちゃんですか」
と聞いたら、お子さんが飼っているわんちゃんを預かっているのだそうです。遠目からだと、他の方が買っていたPちゃんというポメラニアンかな?と思ったのですが、Pちゃん一家は最近お引っ越しなさったのだそうです。
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保健師Tさんと待ち合わせしたのは西ヶ丘の談話室。ここの皆さんもさをり織りや個人の趣味活動で布が必要なので、山田町に持っていくのとは別に用意しました。中に着物が入っていたので、試着している方もいますね。大きな布もはぎれも、皆さん工夫してお使いくださるようです。
音楽療法では久々に男性参加者の姿がありました。二年前に初めてお邪魔した時は別の男性が何回か連続していらしていたのですが、お元気でしょうか。また、近所に家を新築した近内の仮設にお住いだった方が、音楽療法を楽しみにこの日わざわざ足を運んでくださったのがとても嬉しかったです。
事後、皆さんにはお忙しいところそのまま残っていただき、音楽療法に関する簡単なアンケートに答えていただきました。震災後、ずっと継続して行っている我々の音楽療法が、被災した皆さんにとってちゃんと役に立っているかどうかという調査です。
午後 13:30-14:30 あゆみ公園
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本当に久々のあゆみ公園です。数ヶ月前、兵庫県の鈴木先生と松田先生にお願いしてセッションをしていただいたのですが、私自身が担当するのは一年近くブランクあるかも‥ですね。鍬ヶ崎ご出身のSさんとMさんというおなじみさんの他、長町の仮設からお一人初めてご参加くださいました。
内容は、というと1時間ほとんど歌を歌わずに皆さんの震災当時のお話を聞いていました。そろそろまる三年になろうとしていますが、まるでつい最近のことのように細かく詳しく語ってくださいました。初参加の方はちょうどその日は盛岡にいたということですが、SさんとMさんは目の前で自分の家や近所の家、人が黒い波に流されていく様子を見ていたとのことです。
この日はちょうど11日で月命日。亡くなった親族や友人をしのびながら、想い出を語っていらっしゃいました。

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