宮古市「実田」「児童相談所」「社協デイ」2016/4/23

午前10:30- 実田

久々のブログです。御無沙汰している間に、熊本を中心とした大きな地震が発生し、甚大な被害がありました。被災された皆さんに心よりお見舞い申し上げます。

今日の午前中にお邪魔した宮古市「実田」仮設の皆さんは

「地震であんなに大きな被害があったというのは、我々よりよっぽど大変だと思います」

「津波は高台に逃げたら‥という思いはあったけど、地震は逃げようが無くて大変だと」

「いつまで続くかわからない地震で不安な日々の皆さんが、本当に可哀想です」

とおっしゃってました。私（盛岡市在住）から見れば、千年に一度の大津波で大変な被害にあった皆さんからそんな言葉が出るというのはすごい衝撃的でしたが、とても自然に皆さん口にしていました。

さて、この日は遠くオーストラリアからお客様がお二人お越しになってました。音楽療法士の名郷泉さんと、パートナーのニックさんです。名郷さんは東日本大震災の発生後、オーストラリアで継続的に東日本大震災の被災地支援でチャリティコンサートをずっと開催してくださっている方で、我々の法人に対しても多大なご支援をしていただいてくださってます。今回、日本に帰国することになり、故郷の大阪からはるばる足を伸ばして三陸までいらしていただきました。

前夜に宮古市入りして、仮設住宅巡回にご同行いただきました。レンタカーで不慣れな道をわざわざお越しくださったことに心から感謝申し上げます。そして我々のセッションにも楽しそうにご参加いただいて、本当に嬉しかったです。

なすちゃんの渾身のダンスがとても印象的だったとの感想をいただきました。活動後のお茶時間には、参加していただいた皆さんとも交流がありました。

午後13:30- 児童相談所

昼食は我々が震災後ずっと通っていた「ぐるまん」でひとくちカツ定食を召し上がっていただき、魚菜市場では珍しい品々と、たまたま開催されていたライブを遠くから拝見しました。また、何人かの仮設住民の方とも偶然お会いする機会があり、ご紹介することもできました。Kさん夫妻、Sさん（西が丘で初期にわんちゃん連れでいらした女性）と久々にお話出来て楽しかったです。

午後は児童相談所隣接仮設にお邪魔しました。

山菜やきのこのスライド、古い歌手の画像などを見ながら、回想法を行う活動などを行いました。震災前にずっとSPレコードを収集なさっていたYさんという男性から

「あの歌が歌いたい」

という急なリクエストがあって、久々の鉄火場な雰囲気に懐かしみつつも、勉強不足で対応出来なかった我が身を恥じ入りましたが、何だか避難所時代の雰囲気を彷彿して懐かしかったです。名郷さんたちにはこちらからオーストラリアの歌を‥と無理なリクエストをしてしまいましたが、わらいかわせみの歌をご披露いただくことができて恐縮しました。

14:50- 社協デイ

名郷さんはレインボープロジェクトというオーストラリアの皆さんからのプレゼント「桜の花びらのメッセージ」を持参してくださって、これをデイサービスの皆さんにお渡しする時間がありました。