大槌町「小槌二十」2014/1/11

16:00-17:00 小槌二十
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午後の宮古市「あゆみ公園」からの移動に時間がかかり、休憩がとれないくらいタイトな運転をしたのが原因なのか、アシスタントなすちゃんが小槌二十の駐車場につくなり急に顔つきが変わって
「車で寝ていたい」
と言いました。
「参加者の皆さんが楽しみにしているから、おいで」
と言っても動きません。何だかしんどそうです。
時間になるとちょっとずつ人が集まってきて
「誰もいないのも可哀想だから、来たよ」
とありがたいことを言ってくださいました。その中の一人、目の不自由な女性が
「あのお兄さんは?今日はいないの?」
と聞くので
「具合が悪くて車で寝てましたよ」
と答えました。前回まで、歌詞幕の見えないこの女性の真横で、なすちゃんは歌詞を先読みして一緒に歌えるようにサポートしていたのでした。
「具合が悪いんじゃあ、しょうがないわねえ」
と言いつつ、すごくがっかりした様子です。
お正月スペシャルということでクジを引いてもらい、全国から寄せられた支援物資を小分けにした袋をお渡ししていると、ようやく車からなすちゃんが出てきました。その時の女性の嬉しそうな表情がとても印象的でした。
なすちゃんは被災地支援に関与するまでは全く音楽療法とは無関係な人で、アシスタントと言っても荷物運びや運転を担当するくらいだったのですが、毎回一緒に時間を過ごし、参加者と直に触れ合ううちに「コセラピスト」としての役割を充分に担えるようになっていたのだなあ、とこの日実感しました。
帰り際、別の参加者から
「具合悪いのに大変だったね」
と栄養ドリンク1ダースを差し入れされていたなすちゃんでした。
良かったね。

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