午前10:30- 第二中学校
大雪の降った翌朝だったので、峠を越えるのがちょっと怖かったのですが、運転の上手なアシスタントなすちゃんのおかげで無事に到着しました。某国民放送の若きディレクターちゃんも、空いていたドライバーさんに安全に送り届けてもらって、第二中学校仮設で合流することが出来ました。この日は、撮影し忘れていた場面の追加ということで、彼女が一人でデジカム片手にやってきたのですが、一週間前のあれこれを耳にしていた住民の方々が、ある程度事態を予測していたらしく、意外とスムーズに撮影許可がおりました。
いつも通り、Nさんの絶品コーヒーをいただく我々。Nさんは1月には災害公営住宅へ転居されるので、これが最後のコーヒーになりました。味わって飲んでおります。
音楽療法に参加してどうでしたか?というディレクターちゃんの問いかけに、皆さんがとても好意的な返答をしてくださったので、恐縮しまくりでした。
前回とはまた別の方が、矢も盾もたまらず前に出て、踊りを踊っていたのも名場面でしたね。
活動終了後、別室をお借りして、私のインタビュー撮影もしました。なすちゃんから受け答えが迂遠しすぎて解りにくい!といつも言われている私ですが、一生懸命に答えるとそうなっちゃうんですよね。コツがあればどなたか教えてください。とにかく、被災地での活動を撮影した写真集の出版について取材してもらったニュースは、某国民放送仙台局で12月9日の朝7時45分から放映が決定されました。もし良かったら皆さん、御覧くださいね。東北限定ですが。
午後13:30- 中里
昼食を済ませてなすちゃん、お弟子Yと一緒に中里へお邪魔しました。風の強い宮古市でしたが、多くの皆さんに集まっていただきました。
鍬ケ崎地区に住んでいらした方が多いこの仮設では、とても興味深いお話が毎回聞けるのですが、紙芝居の値段やお祝いごとの料理、おやつの中身まで、昭和20年代から30年代の貴重な情報を聞かせていただくことができました。
この日参加してくださった一人の女性が
「ずっと仮設に引っ越してから声がでなくて全然歌なんか歌ったこと無いけど、音楽療法の時間に参加してから幾分出るようになったのよ」
と感想をいただきました。もう震災から4年半経過していますが、未だに後遺症のようなものが残っている方がいるんだな、とあらためて知りました。そしてお役に立てているようで嬉しかったです。
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