大槌町「安渡第二」「小槌第４」「小槌第５」 2013/10/20

いつもは大槌町（もしくは山田町）で一泊してから向かう日曜日の大槌町巡回ですが、前述の通りいったん盛岡に戻ってしまった我々は早朝に出発して２時間超かけて移動しました。いやー‥宿泊って本当に楽だったんですね、非常にキツかったです。私もそろそろ５０歳が間近ですから、体力の衰えを感じざるを得ませんでした。
10:30-11:30 安渡第二
ちょっと前に、安渡仮設にお住まいのCさんからおハガキが自宅に届きました。内容は、余暇活動として大正琴を始めたいのでどなたか譲ってくださる方がいないか（有料で構わない）、という相談でした。私はさっそく、Twitterでその旨みなさんに呼びかけたところ、多くの反響があり、そのうちのお一人が無償で！譲ってくださると申し出て下さいました。
自宅に届いた大正琴を、送り主の連絡先と一緒にCさんにお渡しいたしましたよ。
そして雨の中、いつも元気な皆さんがたくさん集まってくださいました。
（そうそう、Twitterでいつもやりとりしている方も突然遊びに来てくださったんですよ！もともとこちらのご出身だそうです。嬉しい！）
ひと通り音楽療法が終わったところで、毎回楽しい踊りを披露してくれるTさんが、我々の持ち込んでいるおしゃべりどうぶつボール（握ると音が鳴ってベロが出る楽しいおもちゃ）を
「これ、欲しい。ちょうだい」
と言ってきました。正直、Tさんならさし上げてもいいかな‥と一瞬思ったのですが、他の住人の皆さんが
「これは先生の大事なものだから欲しいなんて言っちゃだめよ！お金出して買ってきてもらって！」
とピシっと注意してました。皆さん、支援に来る人との距離感をちゃんと保っている良識ある人々なのだなあ、と非常に感心したとともに、大切なことを教わった気がします。Tさんもすぐに気を取り直して踊っておられました。
13:00-14:00 小槌第４

わらびっこ商店街のお蕎麦屋さんで昼食を済ませ、仮設集会所となっているログキャビンへ時間前に到着すると、すでに中にはたくさんの人が。聞くと、新聞紙でコサージュを作る活動をしていたのだそうです。中学生のお嬢さんもお一人、おばあちゃんたちにまざって楽しそうに作業していました。
音楽療法の活動中、久々に参加したフォークダンスの先生だった方が
「今度、老人会があって先生に一緒に来てもらいたいんだけど」
とお誘いを受けましたが、既にその日は予定が入っていました。残念ですがお断りせざるを得なかったのですが、ふと横を見るとアメリカ帰りのアキちゃんが！
「‥アキちゃん、大丈夫？ひきうけられる？」
と聞くと
「もちろんですよ、大丈夫です」
と快諾。さすが！頼もしいです。
15:00-16:00 小槌第５
いつも賑やかに集まってくる方が時間になってもお見えにならないので心配していたら、この日は（雨でしたが）釜石のお祭り、赤浜のお祭り、そして高齢者の皆さんの演芸会が重なっていたようです。でも時間ちょっと過ぎには一斉に集まってくださいました。ほっとしました。

いつもお渡ししている歌のリストも、そろそろマンネリになってきているので徐々に新しい歌も取り入れ始めています。チョイスは、参加した方からの
「今度はあの曲もってきて！」
というリクエストです。勉強するのが追いつかないくらい、たくさんリクエストをいただくので嬉しい悲鳴をあげております。