宮古市「田鎖」「児童相談所」2015/8/22

午前10:30-11:30 田鎖

この日、8月第1週に続き東京の音楽大学から卒論のため被災地にいらした学生さんがふたたび同行しました。震災から時間が経過しても、未だに関心を持ち続けてくれることに感謝の気持ちです。

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さて、田鎖では住民の方のご参加はありませんでした。残念ですが、これまで音楽療法にいらしてくださっていた皆さんはお引っ越し等ですでに仮設にはいらっしゃらないので、致し方ないことです。その代わり、いつも熱心に我々の活動を追っかけてくださるサロンボランティアのFさんと、宮古市社会福祉協議会の職員さんお二人がいらしてくださいました。

社協の方からは現在の仮設住民の様子や災害公営住宅での様子など、非常にためになる情報を教えていただきました。また、我々が訪問しなくなった場所の皆さんの現状も聞くことが出来ました。学生さんも熱心にいろんな質問をしていたのですが、私も知らないような仮設住民の間のトラブルや、行政とのエピソードなどを知ることが出来ました。人と人が一緒の建物に毎日暮らすのですから、そりゃいろいろありますよね。

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我々の仮設巡回は2016年9月まで、という区切りをこの日初めて社協さんにお伝えしました。とはいっても、こうやって毎週土曜日に2箇所を巡回するスタイルが終了するというだけで、被災地との関わりや、仮設の皆さんとの交流はその後も形を変えて続けたい意思があるとつけくわえました。仮設住宅はあと5年以上は住民がゼロにならない、という見通しがある以上、こんな我々でも必要としてくれる方がいるうちは続けなければなりません。

と同時に、災害復興住宅に移り住んだ皆さんのあらたなコミュニティ形成と、健康づくりサポートもあらたに開始しなければならない時期にさしかかっていると感じました。これについても、是非社協さんと協力しあいながら進めていけたらと思います。

午後13:30-14:30 児童相談所

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タンタンの散歩をして一人で仮設に到着したら、先に来ていたアシスタントなすちゃんと学生さんが何やらお昼ごはんをごちそうになっていましたよ。聞けば、マンボウの刺し身とブルーベリージャムを塗った食パン!すごい取り合わせ!マンボウは初水揚げの初物を酢味噌で、食パンに塗ったジャムは岩泉のブルーベリー園で摘んできたものを材料に自作したそうです。凄い!私もパンをいただきましたが、美味しかったです!

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この日は通常の懐メロ歌唱の他、サルコペニア肥満やロコモティブ症候群などの情報を取り混ぜた、運動に関する解説を行いました。そして参加者の皆さんと実際に自宅で出来る筋力とレーニングと、簡単なストレッチ体操を実践。皆さんの状態に合わせて(膝や腰の痛みのある人は加減しながら)、健康つくりに意識を向け、是非毎日続けて行ってもらえるようにと思いながら活動を終えました。

私もアシスタントなすちゃんも、前回訪問した頃よりだいぶ減量したので、皆さんから興味津々で質問が飛び交いましたよ!あまり食事制限のことは言わず、運動でやせました!と強調しておきました。

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