大槌町「吉里吉里第二」「小槌第十七」「小槌第四」「小槌第五」2015/6/20-21

吉里吉里第二 20日16:00-17:00

移動中、雲行きが怪しいなあ‥と思ってはいましたが。歌と体操のサロンを開始してすぐ、大粒の雨が降ってきました。参加者の皆さん、傘持ってきた持ってこないと大騒ぎです。生協の移動販売も、豪雨の中で品物を並べるのが難儀そうでした。

先月に続き、浪板のご自宅から徒歩でいらしたTさんもご参加くださいました。元々、小槌第五仮設でご一緒していたTさん、初めて逢う吉里吉里の方と自己紹介をして、よもやま話に花が咲きます。共通のお知り合いがいらっしゃるようで、同じ町内に住む人同士はこうしたつながりがどこかにあるものなのだな、と思いました。

既に仮設を出た方が別の仮設での活動に「転校生のように」参加してくださる一方で、恒常的に減っていく常連さんの参加人数。これもまた、被災地が復興へと向かうプロセスのひとつの側面であるのかもしれません。東日本大震災という未曾有の災害で、我々音楽療法士が遭遇する新たな学びのひとつです。いつか、きちんとした形で総括する必要がありますね。

２１日 10:30-11:30 小槌第十七

先月、ニューヨークスタイルのチーズケーキを作ったのはいいけど、焼き菓子は翌日にならないと食べられないという原則で我々（特になすちゃん）は出来上がりを気にしつつ一ヶ月モヤモヤしながら過ごしたのですが、実際に食べてみた仮設の皆さんからは

「美味しかった」

「みんなで喜んで食べましたよ」

と言っていただけて安堵しました！（特になすちゃん。

今回はリクエストどおり「炊飯器で作成できるお菓子」を作りました。ここ何日か、なすちゃんは自宅の炊飯器で何種類かを試作していたのですが、その中で一番評判の良かったカステラのレシピを持ってきました。これなら即日、試食できるというメリットもあります。とても美味しかったです！良かった。

私はわたしで胃を病んでいる最中だったので、いつもご用意いただいている昼食は今後ご遠慮いたしますね、とお伝えしていたのですが、皆さんがそれを踏まえた上で負担の少ないメニューでまた作ってくださったので、ごちそうになりました。なすちゃんは炭水化物抜きダイエットだったので、やはり食べませんでしたが。

活動内容は「パタカラ発音練習とデュアルタスクを足してみた」体操がとても評判でした。

13:00-14:00 小槌第四

昼を過ぎてだいぶ気温も高くなり、汗だくになりながらも体操を中心に活動を行いました。皆さん、暑い中大変そうでしたが、ご自宅から徒歩で集まってくださって、とても嬉しかったです。

中心メンバーである民生委員のYさんが皆さんと相談して、当法人の賛助会員になりますよ！と申し出てくださいました。支援対象である被災した皆さんが賛助会員というのも、何だか申し訳ない気もしましたが、お気持ちがありがたく、大変うれしかったです。エコバックをお持ち帰りいただきました。

15:00-16:00 小槌第五

結論から言うと、活動時間にいらした方はゼロでした。待機中、集会所の置き本をパラパラとめくりながら、被災地支援の活動まとめに役立ちそうな関連書籍をいくつか発見して、アシスタントなすちゃんにその場でスマホから購入手続きをしてもらいました。誰も来ないよね‥と片付けを開始してタンタンを迎えにいった時、常連のGさんがひょっこり顔を出してくださいました。