宿泊している大槌町の民宿「六大工」を早めに出てきたのですが、スペアタイヤで速度が出せない上に、8月の宿泊先が決まっておらず宮古市内の新しい旅館へ予約を入れに立ち寄ったところ、板屋仮設の到着がギリギリになってしまいました。すると部屋でサロンボランティアのFさんが
「今日はいらっしゃらないと思っていました」
と笑って出迎えてくださいました。宮古市在住のお弟子Yも部屋(板屋には談話室が無くて、空き部屋を集会所のように使っています)がわからず、メールをしたところだと言っていました。
前回の訪問時も常連さんが転居当日だったのですが、すでにここの住民は8世帯だけとなってしまったようです。参加者はお二人。少なくて申し訳ないです‥と恐縮なさってましたが、我々はたとえ一人でも、当日の参加ゼロでも、誰かがまだ住んでいると知っていれば必ずお邪魔しますよ!と約束しました。
人が少なくても、全力で盛り上げます!我々の渾身の舞!そしてお弟子Yの美声!
実はサロンボランティアのFさん、あまり仮設での活動がうまくいっていないようでした。色んな方面との折り合いがつけばいいのですが‥愚痴を聞くくらいならいつでも出来ますので、これからもよろしくお願いしますね。いつもお世話になって感謝しております。
そして住民のお二人にも、また来てね!と明るく言っていただけました。もちろん、また来ます!
お昼ごはんを近くの生協で買い込んで、西が丘仮設の談話室で食べようと思って向かったところ、中では元住民のKさんたちがさをり織りの活動を終えて出てくるところでした。コーヒーをいれてくださって、恐縮です。いったんお昼ごはんを自宅で済ませてから、また来ますとのことでした。
西が丘仮設での常連さんのほとんどが、既に仮設を離れて新たな暮らしを始めている方ばかり。わざわざ距離のあるご自宅から移動して、活動に参加してくださるのは本当にありがたいです。
ただ、自家用車を運転して仮設まで来ることが出来る方と、そういった手段を持たない方との間にも若干の温度差があるようでした。考えてみれば、70代、80代の皆さんにとってご自宅から仮設までの移動は体力的にも大変なんだろうな‥と容易に想像できます。災害復興住宅の集会所や、ご自宅近くの公民館など、新たな活動スペースを考える時期が近いのかもしれません。
せっかく3年半かけて構築した関係、人の輪を変わらずに保っていくために、我々に何が出来るのか。すぐには答えが出ませんが、模索していきたいと思います。
活動後、荷物を車に積もうとしたら、外につないであったタンタンが近所の小学生男子たちに遊んでもらっている光景が目に入ってきました。おお、ありがとう男子たち!
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