保健センターで開催された交流会におじゃまして来ました。
皆さん、それぞれ違う団体に所属して、今日初めて出会う人どうしだったと聞きましたので、お互いを良く知るための交流を目的とした音楽療法の手法を用いました。
※今からご紹介する手法は私個人がこれまでの経験上「やりやすく、効果的である」と感じたものです。皆さんがそのままお使いになっても同様の効果があるとは言い切れませんので、あらかじめご了承下さい。
(1)音楽療法についての簡単な説明を口頭で行う(活動全体の見通しを提示)
(2)流行歌を数曲、全員で歌う(なるべく多くの人が知っているなじみの曲)
(3)変な楽器(動物の形をしたもの)を鳴らしながら歌う(笑いによるリラックス)
(4)グー・チョキ・パー体操しながら九九などのクイズ(緊張と弛緩の繰り返し)
(5)大グループをいくつかの小グループに分割する為のゲームを実施
→一切喋らずに同じ季節の誕生日同士あつまるゲーム
(6)グループ対抗のイントロ当てクイズ(集団の凝集性を高める段階)
(7)勝敗を讃え合い、グループ内の仲間と握手して解散
(8)全体で歌唱、活動を終える
全員が同じように楽しめる活動は目指しません。それぞれが自分らしく、負担無くその場にいられるよう最低限の用意はしますが、どうしても‥という方の退室は自由です。
幸い、今回も退室する方はいらっしゃいませんでした。
ポイントは?と聞かれれば
・集団にいて他者からの視線が向けられて大丈夫な人とそうじゃない人の判断をとっさに行うこと
・逃げ場を用意して事前に提示すること
・指導者として声は自分が一番大きく出し、一番楽しく振る舞うこと
・「頑張らなくて良い」時間を多めにとる(歌や活動の合間を多く)
・頑張った人と同じグループにいることで何となく達成感もあるように構成
‥という感じでしょうか。うまく説明できなくてすいません。
大体の元ネタは松井紀和先生の「集団力動」講義からです。
興味関心のある方はどうぞ調べてみてください。
コメント
私はワークショップ形式が苦手です。
理由は分かりませんが、息苦しくなるので極力参加しないようにしています。
きっと、どこにでもそんな人が居るからこそ、逃げ場を用意してくれているのでしょうね。
さりげない優しさを、すごくを感じます。
keiさん。
コメントありがとうございます。
実は私、レクリエーションの「参加者」としてその場にいることが若いころが大の苦手で、どうしたら逃げられるのかを毎回考えていたものです。
ワークショップも、矢面に立つのって緊張するし苦手な人は嫌だろうなあと、想像つくので‥自分の経験からこういう逃げ場作りを心がけております。
智田さん、ご配慮一杯の活動継続、いつも頭が下がります。とてもいい感じですね!
今日参加した講義中に智田さんのことを思い出してこのブログにお邪魔させていただいています。
智田さんにもご一緒に参加していただけたら!と思うような講義タイトルでしたが、こうしてブログを拝見すると、その内容はすでに智田さんが実行なさっていることばかりかも、という気がしてきました。(AMTAのエラい先生がお話になっていたものです。)
講義の内容については、また近いうちにブログかメールでお伝えさせていただきます。ちなみに講義のタイトルは、
Principles of Psychological First Aid and the Role of MT in Disaster Response
でした。
aiko@bostonさま。
コメントありがとうございます。
なんとも面白そうな、興味深いタイトルの講義ですね。どこの災害地での音楽療法なんだろう‥とても知りたいです。
は!でもまず、英語が聞き取れるようにならなくてはいけません。頑張ります。
ところで音楽療法かけはしの会、こないだ入会手続き済ませました!これからどうぞよろしくお願いします。当法人の顧問、岡崎さんが今度そちらに行くんですね。よろしくお願いします!