雫石町にて

保健センターで開催された交流会におじゃまして来ました。
皆さん、それぞれ違う団体に所属して、今日初めて出会う人どうしだったと聞きましたので、お互いを良く知るための交流を目的とした音楽療法の手法を用いました。
Imgp8182
※今からご紹介する手法は私個人がこれまでの経験上「やりやすく、効果的である」と感じたものです。皆さんがそのままお使いになっても同様の効果があるとは言い切れませんので、あらかじめご了承下さい。
(1)音楽療法についての簡単な説明を口頭で行う(活動全体の見通しを提示)
(2)流行歌を数曲、全員で歌う(なるべく多くの人が知っているなじみの曲)
(3)変な楽器(動物の形をしたもの)を鳴らしながら歌う(笑いによるリラックス)
(4)グー・チョキ・パー体操しながら九九などのクイズ(緊張と弛緩の繰り返し)
(5)大グループをいくつかの小グループに分割する為のゲームを実施
→一切喋らずに同じ季節の誕生日同士あつまるゲーム
(6)グループ対抗のイントロ当てクイズ(集団の凝集性を高める段階)
(7)勝敗を讃え合い、グループ内の仲間と握手して解散
(8)全体で歌唱、活動を終える
Imgp8199
全員が同じように楽しめる活動は目指しません。それぞれが自分らしく、負担無くその場にいられるよう最低限の用意はしますが、どうしても‥という方の退室は自由です。
幸い、今回も退室する方はいらっしゃいませんでした。
ポイントは?と聞かれれば
・集団にいて他者からの視線が向けられて大丈夫な人とそうじゃない人の判断をとっさに行うこと
・逃げ場を用意して事前に提示すること
・指導者として声は自分が一番大きく出し、一番楽しく振る舞うこと
・「頑張らなくて良い」時間を多めにとる(歌や活動の合間を多く)
・頑張った人と同じグループにいることで何となく達成感もあるように構成
‥という感じでしょうか。うまく説明できなくてすいません。
大体の元ネタは松井紀和先生の「集団力動」講義からです。
興味関心のある方はどうぞ調べてみてください。

タイトルとURLをコピーしました