宮古市「崎山」「第二中学校」 2013/6/15

午前 10:30- 崎山
何と！一人も大人が来ませんでした！
音楽療法の巡回を開始した2011年には結構そういうことがありましたが‥雨降りだったから？それともなにかイベントが？とにかく我々もびっくりでした。
そのかわり、窓から覗いてきた小学生たちがいたので、変な顔をしておびきよせてみたところ、ガヤガヤと談話室に入室してきました。子供好きな私と違って、アシスタントのなすちゃんは苦い顔。どうしてかというと、以前この仮設でなすちゃんは子供たちから乱暴な口の聞き方をされたのだそうです。
今日、談話室に遊びに来た子供たちは、私の呼びかけに応えて一緒に漢字クイズやひらがなパズル、そしてアートバルーンのシール貼りをしてくれました。時々、大人びた口調で憎まれ口をたたく子もいましたが、それでも会話を進めていくうちに本音で話してくれるようになりました。鬱憤を晴らすような遊びの場も少なく、かなり抑圧されている様子がうかがえました。
気づいたことは、どんなに傍若無人な振る舞いをしても、彼らは悪気が無いのです。普段使っている言葉づかいに何ら躊躇も疑問も持っていません。こちらの先入観が原因だったのかもしれないです。くったくのない笑顔を見ていると、これまで高齢者ばかり対象にしていて、子供たちに目がいかなかったことに後悔を感じました。
子供が成長するためには、親以外の大人の手がたくさん必要です。この仮設に、以前のように多くの支援が入り、一緒に遊んでくれる機械が増えるといいなあという感想を持ちました。良い子ばかりなので、是非これをご覧の方は遊びに来て下さい。

そうは言っても、渡した風船を画鋲で割る！と言って無断でどんどん新品の風船を強奪していく彼らの強引さは注意せざるを得ませんでした。まあ、どんなに怒ってもどこ吹く風ですけど。次回またここに来るのは三ヶ月後ですが、どうなっているやら。とりあえず新しい活動を用意して挑んでみたいと思います。
午後 13:30- 第二中学校

元気元気！！
とにかく元気な鍬ヶ崎の皆さんがたくさんいる第二中学校は、我々も毎回元気をもらいます。そしてNさんのコーヒーを飲んで心身ともにシャキっと気合が入ります。
今まで撮影した画像をプリンターで印刷してお渡しをしましたが、とても喜んでくださったようです。