三回目となった「ほっとサポートセンター山田」での音楽療法です。前回までは金曜日の午前に利用しているのが織笠地区の皆さんでしたが、今回は大沢地区からいらしてました。つい最近も大沢の仮設を訪問していた我々を見て
「あ、こないだ音楽で来てたね」
と声をかけてくださった方が数名。わー、忘れずにいてくれたんですね!と感激ひとしお。私よりもアシスタントなすちゃんの方が印象深かった様子。
今回もプロジェクターを使ってセッションをすすめました。このプロジェクターは赤い羽根共同募金のボラサポ助成金(第13次)でいただいたお金で購入しました。ありがとうございます。
「実は震災直後の避難所巡回で、大沢ふるさとセンターと大沢小学校にもおじゃましたんですよ」
と告げて、当時の写真を見ていただいたところ、あれはあそこのお母さんだ!あれは…私だ!という声があがり、たいそう盛り上がりました。そして辛く苦しかった当時の日々が蘇ってきて
「あたたかいご飯が食べられるようになって、ほっとしたもんだよね」
としみじみ語る皆さん。今の仮設生活も当時からすれば個別の部屋と風呂があって便利!と思ったのですが、月日が経つに連れやはり自分のちゃんとした住まいが欲しいよね…とおっしゃってました。笑顔で明るく語り合える皆さんのしなやかさ、やさしさが身にしみました。仮設の日々もいつかそう振り返って笑い合えるといいな、と思います。
コメント