山田町にある地域包括支援センターでは、仮設住宅に住む方々の健康状態を今後良好なものに保つため、住民が主体となって自主グループの立ち上げと運営に当たるような事業を開始しました。それが「山田町介護予防地区活動支援事業」です。私のような音楽療法士は、そんな自主グループの活動のお手伝いをさせてもらっていますが、今回で二回目となる訪問先は関谷担い手仮設の皆さんの組織「はなもも」です。
どこでも見られるような、ありふれた仮設団地の談話室が会場となりました。
写真の左側で椅子に座っている女性が、部屋に入るなり
「あなた、見たことあるわ。もしかしたら3年前、避難所に来てたでしょう?女性と」
「どこの避難所ですか?」
「豊間根の生活改善センター」
「いきましたよ、何回か」
「ああ、やっぱり!そうだと思った」
私も言われて、そういえば!と思い出しました。あの頃の避難所はひとつの空間に皆さんぎゅうぎゅう詰めで大変な毎日でしたね。そして他にも、私が津波前に北浜防災センターで年に一度音楽療法をやっていたことを憶えていてくださった方がいました。本当にありがたいことです。
この日の活動はスライドを使用して、長期記憶の賦活と生活不活発病予防の体操、そして誤嚥予防の講習などを行いました。最初は参加人数が少ないかも…と恐縮なさっていた主催者の方も、徐々に増え始めた皆さんと一緒に大声で笑って、大声て歌って楽しそうになさってました。
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