宮古市「鍬ケ崎小学校」2014/10/6

宮古市にある仮設住宅は基本的に土曜日の午前と午後、二箇所を巡回するサイクルでこの三年間継続してきましたが、巡回先をコーディネートしてくれている宮古市社会福祉協議会から連絡があり

「日曜日の午前に鍬ヶ崎に訪問してもらえませんか」

と依頼されました。以前、空き地となった場所に立命館大学の皆さんが建てたドーム型の建物があったのですが(ODENSEⅡ)、それが解体されてしまったので、テントを張るのでそこでお願いします…ということでした。テントと聞いて発想が貧困な私はキャンプで使うようなものを想像していたのですが、当日に目の当たりにしたテントは巨大なものでした。びっくり!

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どーん!!社協の職員さんの力作です。土台となる骨組みはなくて、空気だけで膨らませるんですね。日進月歩ですね。

今回のイベントの趣旨は、これから先仮設住宅が解体されて災害復興住宅へと被災者の居住地が移行するのを見越して、みんなが再び集まれるような機会をつくろうということなのだそうです。津波によって馴染んだ家を離れ、仮設で三年間過ごした仲間たちともいずれ離れることになる被災者にとっては、二度もコミュニティを追われることになるわけです。

音楽療法を通じて、再び親密な集まりが実現するような、そんな地域づくりに少しでも寄与できれば私も嬉しいです。

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鍬ヶ崎とODENSEⅡで何度も音楽療法を体験した皆さん、そして初めて体験する皆さんと一緒に、Ⅰ時間半近くもの長い間、たくさんの歌を歌い、様々なアトラクションで楽しんでいただきました。

終了後は社協さんの用意したレクリエーションゲームに興じる皆さんの姿を見てから、おいとましました。

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