午前10:20-11:20 藤畑
藤畑の仮設は3回目の訪問。
最初に来た日は、岩手日報の記事に取り上げられた菜園開始の日でした。
その時、紫蘇をまこうとしている住人の方に
「紫蘇をまく時は、種を一晩お水に浸けておかないと発芽しないかもしれませんよ」
と(余計なことだったかもしれませんが)アドバイスしたのをおぼえています。
この日は時間になっても誰も来なかったので、これは参加ゼロかな?と思ったのですが。
やがて、一人の女性と、若いお母さん&お子さん3人がいらっしゃいました。
子供は幼稚園、2歳、1歳?と小さかったので、急きょアシスタントのなすちゃんに玩具と風船セットを車から持ってきてもらいました。
風船セットはとても便利なんです。普通の丸い風船と、アートバルーンを常備してます。玩具も、音のなる豚の人形とか、そういうのを揃えてます。
一番大きいお兄ちゃんが仮面ライダー大好き!というので、バルーンで剣を作り、玩具を怪人にみたててバトルごっこで遊びました。
仮設の子供たちは風船ひとつ、素朴な玩具ひとつでとても喜んでくれます。きっと、より年の近い子供と一緒だったらもっとハッスルしたかもしれませんが、まあ40代のおっさんで我慢してもらいました。てへへ。
1時間ほど遊んでからお別れすると「またね、バイバイ」とお兄ちゃんから言われました。
聞きわけの良さがかえって切ない気持ちにさせました。
また来るよ!おじさんだけど!!
それにしても、子供用の音楽をもっと知っていないと駄目だなーと痛感。
仮面ライダー、戦隊もの、プリキュアは必須ですね。
帰り際、宮古工業高校の近くに被災した食堂が新たに建物を新築して営業している、と聞いてそこに向かいました。
私はカツフライ定食、アシスタントのなすちゃんは何故かトン汁定食を食べました。
午後13:30-14:30 高浜
高浜は何度も訪問している場所です。この日は日本赤十字社の皆さんも一緒でした。
談話室に入ると、見覚えのあるちょっと太めの小学生男子がいて、キーボードを触りたそうにしていたのでさっそく電源をつなげました。
音色を変えながら、少々乱暴な手つきで即興を楽しんでいましたが、時間になると友達と一緒にどこかへ去っていきました。
会場には10名、住民の方々が集まって下さいました。
サイコロの目で「どの年代の唄をうたうか」を決め、10曲を合唱しました。
その後は日赤の男性職員にも飛び入り参加していただき、しかも芸者と侍のカツラをかぶってもらいながら、あてふりで面白おかしく踊ってみました。なんてノリの良い皆さん!とびっくり。ありがとうございます!
仮設での音楽療法は、とにかく「楽しんでもらう」ことを目指しています。
涙が出るほど、腹を抱えて笑ってもらうと本望です。
この日も、皆さんとても笑って下さったので、来た甲斐がありました。
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