10日16:00-17:00 吉里吉里第二
宮古市の仮設巡回の直後、山田町を通過して大槌町浪板海岸まで向かいました。事前にS姉さんから
「もしかしたら大槌町マストで開催される福田こうへいの無料リサイタルがあるので、参加する人は少ないかもしれません」
というメールをいただいておりました。まあ、仕方がないですね‥私も実は行ってみたかったです。
そんな中でも集まって下さった方には感謝です。常連のS山さんは、今月末には町内に新しく建設された災害復興住宅へ転居されるとのことで、最後のご参加となりました。既に内覧会には行ってきたということで、どんな様子でしたか?とお聞きしたところ
「クローゼットが無かったり、風呂が仮設より狭そうだったり‥ちょっとね」
と苦笑いなさってました。その他にも、どうやって引っ越しの作業を進めていったら良いのか、業者はどこに頼めば良いのかなど、問題が山積しているのに問い合わせ先や相談する相手がいないのがとてもストレスになっている様子でした。四年半も仮設に住んでいると、新たな環境に移るのも大変ですよね。
活動終了間際、福田こうへいのイベントに行っていたOさんが帰ってきて、とても素晴らしかった!と興奮気味に感想を教えてくださいました。やはりスターが励ましにくると効果があります。来月以降、人がどんどん減ってしまうこの仮設ですが、我々は最後の一人になるまで頑張って通います!スターじゃないけど!と言っておいとましました。
11日10:30-11:30 小槌第十七
二ヶ月連続でこちらの都合によりケーキ作りはしませんでしたが、音楽療法は大勢の方にご参加いただきました。そして画像の差し入れですが、小雨の降る中「わらびっこ商店街」でイベントがあり、ケーキを出展している知り合いからチョコレートケーキを買ってきたよ!とKさんがくださいました。ありがとうございいました、美味しかったです!
大学芋はKさんのお手製、出来たてでホクホク!
前日に続き「昭和の家電」スライドを上映しましたが、大槌町のあちこちで昭和何年に電気屋さんができたのか、どの地区でいつのタイミングでテレビが普及したか‥などの貴重なお話を聞くことが出来ました。我々は津波前の大槌町を一切知らないので、大変勉強になりました。これまで大槌町は製鉄の盛んな釜石市のベッドタウンというイメージが強かったのですが、想像よりもっとアグレッシブでファッショナブルな町だったのだと知ることが出来ました。洋裁学校があって、技術を持った女性が大勢住んでいたということです、布の消費量が多かったという証言が物語っています。
13:00-15:00 小槌第四
お二人だけの参加でしたが、ここでも大槌町の昔の話を聞くことが出来ました。
Yさんからは、わらびっこ商店街から買ってきたというイカのハンバーグをおみやげにいただきました。帰宅してから夕飯に食べましたが、とても美味しかったですよ!
15:00-16:00 小槌第五
隔月での訪問になってしまった小槌第五では、数カ月ぶりにご参加くださった方に
「何でそんなに(二人とも)痩せたの!」
とびっくりされました。住人の皆さんも、ここ数ヶ月の間に色々と変化があったようです。特に体調が悪化して、あまり外に出なくなった‥という方は心配ですね。どこの病院で診察してもらったら良いのか‥などの相談事は行政がもっと親身になってもらったほうが良いかと思います。
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