宮古市「高浜」「児童相談所」 2013/6/8

沢山頂戴した手芸材料をお届けしながらの仮設訪問でした。まず最初はこちら。
午前 10:30-11:30 高浜
こちらには手芸の神、Sさんという方がいらして、ステンドグラスから押し花からはぎれのバッグ作りまで、全て完璧にこなすんです。先日は卵の殻を利用したポプリ作りをなさってました。
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他の皆さんも手芸に造詣が深く、持ち込んだ布やはぎれを見て
「これはワンピースにいいがね」
「バッグ作ったらいいがねんす」
と、嬉しそうでした。
「歌そっちのけで申し訳ないです」
と言われたので
「歌は別にどーでもいいので選んで下さい」
とお答えしました。
(音楽療法士としてはそれもどうかと)
帰り際に、壁に飾ってあるひらめのマスコットや卵の殻をつかったポプリのタペストリーを物欲しそうに見ていたら
「良かったら持っていったら?」
と言って下さり、図々しく頂戴してきました。
「いいのよ、うちらまた頂いたはぎれで新しく作るから!」
と笑ってらしたので、こちらも思わず笑顔に。
(笑顔のまま更に図々しく色々持ち運び)
そして、お一人の方から
「お昼よかったら、これおあげんせ(食べて)」
と言われ、渡されたのが朴の葉にくるまれたおこわでした。
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美味しかった!ごちそうさまでした。
午後 13:30-14:30 児童相談所
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こちらは前回、エコクラフト(紙で出来ている籠編み用の手芸用品)をお届けしましたが、今回は布をたくさん提示したところ、お一人の方がとても洋裁のお得意らしく、いっぱいお持ち帰りいただきましたよ。
肝心の歌ですが、前回リクエストのあった
「あすという日が」
という合唱曲をご用意しました。とても良い歌なので、興味のある方はネットで調べてみてください。夏川りみさん、秋川雅史さんもシングルリリースなさってあmす。
お一人、すごく久しぶりにお会いした方がいました。その方は震災直後、宮古小学校の避難所で何度も音楽療法でご一緒した方です。奈良光枝の「赤い靴のタンゴ」という曲を教えて下さったことが、今でもありありと思い出されます。昼過ぎ、市内のカラオケに行こうかと思ったら音楽療法の看板出ていたから来ちゃった!とおっしゃってました。ありがたいことです。
さて、この日は仮設ふたつ巡回したあと、宮古市社会福祉協議会デイサービスのセッションにうかがったのですが、終わったあとにスタッフの方から
「先生、これ気になってらしんたんでしょう?入手したので食べてみて下さい!」
と差し入れがありました。皆さん、お分かりになりますか?
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噂に聞いていた「すっけーこ」です!!
はるか昔、宮古市の子供たちが食糧事情の厳しい時代におやつとして食べていた、海藻です。真ん中の筋を抜き取って、三本集めて三つ編みにして、首にかけて泳ぎながら食べていたものだそうです。絵面を想像すると、何だかたくましいですね。
口に入れてみたら、海のしょっぱさ、磯の香りが広がって、とても美味しかったです。日本酒が欲しくなりました。
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コメント

  1. プクラ より:

    こんにちは。
    質問です。支援物資ですが、毛糸以外でパジャマや靴、衣類などを送りたいのですが、新品でなくてはダメですか?

  2. marumaruhitsuji より:

    プクラさま。
    コメントありがとうございます。
    お申し出は大変うれしいのですが、古着のお届けはしていないんです‥震災から二年数ヶ月が経過して、仮設の皆さんも新品の衣類を比較的入手しやすい環境になったことで、古着のニーズは稀だと思われます。せっかくのお気持ちですが‥すいません。

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