岩手県精神保健ボランティア連絡会

本日、岩手県精神保健福祉センターにて開催された、岩手県精神保健ボランティア連絡会総会にお招きいただき、音楽療法の講演をしてきました。
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例年、お声かけいただいてありがたいです。
今日も多くの方が聞いてくださり、持ち時間の80分いっぱい音楽療法のお話をさせていただきました。
精神科の病気をお持ちの方は、その多くが言葉による気持ちの表現や他者との交流が苦手です。音楽療法の場面では、自己表現を助けるひとつの手段として、音楽を用いることがあります。
前年も、その前の年も、このボランティア連絡会の席上では様々な音楽療法の手法を使って、実際皆さんに体験していただきながら、音楽による気持ちの表現や他者との交流を考える場としてきました。
今日は、参加された方に昭和30年~50年代に流行した歌謡曲や抒情歌を選択していただき、その楽曲にまつわる個人の思い出や、エピソードを全員の前で話してもらうワークを行いました。
実はこれ、週末に増野肇先生がやっていた「歌の宅急便」から着想を得たワークです。っていうか!歌の宅急便も、そもそも私が前から行なっている「紙に自分の思い出の曲を書いてその場にいる人にプレゼントする」ワークを見た増野先生がアレンジしてくださったのでした。まわりまわって、どんどんバリエーション増えてますね!
今日もたくさんの方から、楽曲にまつわる貴重な思い出話が聞けました。このワークの大事なポイントは、この思い出話を聞いた他の方からも、同じ楽曲で別の思い出話をしていただくというプロセスです。場にわきおこる「共感」がキモなのだと思います。
良かったら皆さんのところでもお試しくださいね。

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