陸前高田市「長部公民館」の後、大急ぎで千厩まで移動しました。というのも、昔わたしのもとで音楽療法の現場研修をした吉田まき子さんが、いつの間にか医学部を卒業してお医者さんになり、研修医として千厩病院に勤務しているのですが、彼女から院内研修の講師依頼がきたのです。光栄なことです。
右側にいるのが吉田まき子さんです。すっかりドクターの顔ですね!
音楽療法の講師をする前に、実際に病棟でセッションを実演いたしました。リハビリ病棟にお邪魔して、開始時間を患者さんたちと待っていようかと思ったのですが‥何と高校野球の岩手県大会決勝戦の真っ最中だったので(しかも延長12回!)皆さんそれどころでは無かったご様子。途中でテレビを切ったら気の毒だったこともあり、無理を言って開始時間を延長していただきました。それまで皆さんに打楽器をお渡しして、一緒に応援!
残念ながら勝負はつかず、翌日に試合は持ち越されました。10数分遅れて、セッション開始。
疾患や症状を詳しくお聞きしていなかったのですが、皆さんの様子を拝見してアクティビティをその場で決めて、セッションを進めました。主に上肢の運動と発語(構音)を組み合わせた活動でしたが、とても熱心に取り組んでくださったようで安心しました。そして背後で見ていてくださったスタッフの皆さんが、非常に良い笑顔を振りまいて一緒に体を動かしていたのが見えて、こちらもほっこりしました。
「楽しかったよ!」と最後に声をかけてくださる方が多くて、嬉しかったです。
1時間弱の活動のあと、スタッフの皆さん対象に音楽療法の話をしました。県立病院といえばびっくりするほど業務が忙しくて大変な現場と聞いているので、大勢の方が時間を割いて集まってくださったことに心から感謝です。
院長先生はじめ、皆様にはとてもお世話になりました。本当にありがとうございました。そして吉田まき子さん、どうぞこれからも人に愛される素晴らしいキャラクターを活かして、立派なお医者さんになってくださいね。応援しています!