紫波町「ひまわりサロン」 2013/3/22

三陸沿岸から内陸の紫波町に避難してきた被災者の皆さんを支援する団体「ひまわりサロン」主催の音楽療法は、今日が年度最後の活動でした。新年度からは、どこからも助成をもらわないで、当事者の皆さんが自立して活動を継続していくという方針だとうかがいました。とても素晴らしい決断だと思います。
私も4月からは今の職場を離れて、設立した「一般社団法人東北音楽療法推進プロジェクト」を拠点に被災地支援に重点を置いて活動していく予定なので、ひまわりサロンの皆さんに何かお手伝いできないかと思っています。4月19日に紫波町のオガールで幼児教室を開催するのですが、午後に良かったら皆さんと歌と体操のサロンでご一緒したいと申し出たところ、わりと良い感触で皆さんが関心を示して下さったので、これから検討を重ねてベストな形を模索していくことになりました。
アウトリーチ(被災地に足を運んで現地で直接活動を行うこと)を中心に考えてきましたが、ひまわりサロンの皆さんと出会ってから、ふるさとを離れて見知らぬ土地で避難生活を送っている方へのケアにも力を入れていきたいと思います。
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ひまわりサロンで被災者支援を継続的に行っている、紫波町在住のボランティアの皆さんには、心より敬意を表します。地道な活動には頭が下がります。
音楽療法の後はいつもボランティアさんが作ってくれた昼食を皆さんと一緒に食べるのですが、毎回アシスタントのなすちゃんに
「良かったらこれも食べて」
「足りないでしょう、これもどうぞ」
と食べ物が集まってきます。
ためらいもなく食うなすちゃんは、ちょっとためらいなさい。
(震え声)
余談ですが、社団法人として活動するために、あちこちの自治体で音楽療法を開催する会場を探してここ数日公民館に問い合わせをしているのですが、公民館というところは例えこちらが営利目的じゃないと言っても、参加費が発生すると分かった途端にあっさり断られるのだと思い知らされました。ある場所では「は?自治体の住民でも無いのに?」とか「実績が無い団体にはちょっと‥」とけんもほろろに門前払いをされ、これが世間の荒波にもまれるってことなのか‥と意気消沈していました。
(打たれ弱い?)
そしたら今日の会場となった場所の方に
「え?よそはそうなんですか?うちは別に構いませんよ」
とあっさりあたたかいお言葉をいただいて、ちょっとだけ沈んでいた心が浮かび上がってきました。親身になってお話を聞いていただいてありがとうございました、Mさん。拾う神あり!

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