大槌町「吉里吉里第二」2015/4/18

16:00- 吉里吉里第二

吉里吉里の町中や浪板海岸の界隈は、色んな工事があちこちで進行していて、いつの間にか重機やダンプがたくさん集まっている区域になっています。どんどん道路が拡張して、いよいよ復興道路の全貌が見えてきたような気がします。狭い泥道をダンプカーとすれ違う時はスリリングですが、ドライバーは皆さんジェントルマンなので一般車両である我々に道をゆずってくれたりしますよ。

集会所に入ると、数名の方がにこやかな顔で近寄ってきて

「見たわよ！NHK！！先生、良い男で映ってたじゃなーい！！」

と冷やかされました…皆さん、見たんですね。NHKニュース…恐縮です。アシスタントなすちゃんの艶やかなフラダンスも大変好評のようでした、ふふふ。

さて、吉里吉里第二でもこの日が仮設での活動最後の方がいました。初期からずっとご参加くださっているS姉さんのご親戚のHさんです。Hさんとは数年前、釜石市のとある場所でバッタリと鉢合わせした思い出がありますが、転居先も釜石市なのだそうです。車を運転しないHさんは浪板まで来るのは困難だと思いますが、一緒にいた他の方たちが

「音楽の時は来るのよ！帰りはちゃんと送ってってあげるから！」

と確約をとりつけていました。ややや、そんな無理にいらっしゃらなくてもいいんですよ…でもお気持ちがとても嬉しいです。

歌と体操の合間に、ここでも過去の画像を上映しました。既にお亡くなりになっている方の顔が出ると、思わずしんみりした私ですが、皆さんはカラカラっと笑いながら受け止めていました。この明るさが浪板の皆さんの素晴らしいところだと思います。