宮古市「河南」「赤前」2015/4/18

午前10:30-11:30 河南

大槌町の宿泊施設(民宿)にほど近い大ヶ口の河川敷はあまり知られていない桜並木があって、昨年同様わたしたちはタンタンを散歩しながら満開の桜を満喫しました。他の場所と違って、それほど小鳥の被害が見られず、とても綺麗な花がたくさん咲いていましたよ。名残惜しかったのですが、30分ほどで切り上げて宮古市の現場へと向かいました。

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最初の仮設「河南」に到着すると、奥の部屋で住民の方が何やら忙しそうに作業なさっていました。お一人に聞いてみると、午後から住民を対象とした説明会が開催されるので、今まで物を置いていた部屋を片付けなければならない、とおっしゃってました。我々が使用する大きな部屋は画像のようにイベント盛りだくさんなので、荷物は無かったのですが、足を踏み入れたことのない部屋がまだまだあちこちあるのだなあ、と思いました。

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年度初めなので、あちこちの仮設でこれまでの活動を撮影した画像を上映したのですが、ここでも既に転居していった住民の方の顔が出ると

「ああ、元気かしらねえ」

と声があがりました。数カ月ぶりに顔を出してくださった方もいて、お元気そうな様子に安堵しました。帰り際、別れの挨拶をした女性に

「お引っ越しの予定はありますか」

と質問したところ、少し間を置いてから

「実はあと数日でここを出ます、今までありがとうね」

とおっしゃいました。またどこかでお会いできると嬉しいです。

午後13:30-14:30 赤前

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前回の活動の様子をNHK岩手が取材して、何度か繰り返しニュースで取り上げられたらしいのですが、その話題でしばらくもちきりでした。テレビが入るとわかっていたら美容院いってきたのにねえ、と笑って話す皆さん。私もそうとうヒドイ顔で画面に大写しになっていて、ちょっと落ち込みましたよ…。

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活動前、お一人の方と一緒に年配の女性の部屋までお迎えにあがりましたが、少々耳が遠い方なので大きめの声で呼んだところ、隣に住む男性が

「そんな声じゃ届かないよ!」

と笑ってらっしゃいました。仮設に訪問を始めた当初は、玄関から呼ぶよりも裏に回ってノックしたほうが出てきてくださる確率が高かったなあ、ということを思い出しました。

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