春のような陽気で根雪もとけて、毎回苦労していた道中もスムースに‥と思っていた矢先、田んぼに頭から突っ込んで転倒している車とたくさんのパトカーを目撃して「うわー」と思いましたが、今日も無事に宮古市に到着しました。いやー毎回、波乱万丈。
午前 10:30-11:30 あゆみ公園
前日、職場に電話が入り
「先生、俺だよ」
と開口一番。お、この声はあゆみ公園にいたKさん!避難所時代からずっと音楽療法の時間に参加してくださった方です。ご夫婦で飲み屋さんを営んでいらしたのですが、津波で流されて、仮設に入居されていたのですが、昨年末に晴れて新築。再び元の場所で開業したと聞いてました。
「明日、仮設来るんだろ?俺たちも行くからさ、その後に良かったらうちの店に来てお昼でも食っていってよ」
とお誘いの電話でした。いえーい、楽しみ!
と言う訳で、仮設に到着したら外でKさんがわざわざ出迎えてくださってました。他にお馴染の皆さんもいらして、歌と体操のサロンというより、懐かしい同窓会のような時間を過ごしました。
この後、Kさんのお店にお邪魔して美味しいご飯をご馳走になったのですが、その様子は明日のブログで書きますね。
活動中、鍬ヶ崎出身の女性に
「良かったら、午後から鍬ヶ崎で音楽療法するので、そちらにも参加しませんか?津波前に近所だった鍬ヶ崎の皆さんが沢山いて、きっと懐かしいですよ」
とお誘いしたら、快く応じて下さったので、Kさんのお店のあとにお連れしました。
午後 13:30-14:30 ODENSEⅡ
ODENSEってなんだそれ!と社会福祉協議会からの巡回スケジュールを見て思ったものですが、立命館大学のボランティアチームが瓦礫撤去あとの空き地に建設したコミュニティスペースということでした。何度か遠目に目撃はしてましたが、近くに行って見てみるとかなり強烈なインパクトの建物でした。
見よ!このエントランス!
中はこんな感じです。
タルコフスキーとかキューブリックの映画みたい!
あゆみ公園からお連れした女性はこのODENSEのすぐ近くにお住まいだったので、鍬ヶ崎住民の皆さんから
「わあ、懐かしい!元気だった?」
「良く来たねえ」
と声をかけられ、とても嬉しそうでした。
ここ鍬ヶ崎地区に住んでいた住人の皆さんは、鍬ヶ崎小学校の仮設の他、第二中学校や中里団地にもいらっしゃるので、いつか同窓会のような感じで皆さんを一堂に集めて、音楽療法の会を出来るといいなあと、ふと思いました。これから仮設を退去してさらにコミュニティが分散化してしまう時期に入るので、どうしたら横のつながりを保持していけるのかを考える必要があるのではないでしょうか。
私のささやかな活動が、その一助になれば幸いなのですが。
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