午前10:30-11:30 実田
ある日、見知らぬ番号から私の携帯電話に着信がありました。出てみると、なんと韓国のテレビ局で番組を制作している方からの連絡でした。何でも、読売新聞の記事やこのブログで被災地での音楽療法を知り、一度取材してみたいとのことでした。テレビの取材は災害直後のNHKで経験しているので(NHKの人に民放番組の主題歌は弾くなと言われた想い出)OKしました。
当日、実田仮設の近くにあるファミリーマートで待ち合わせをして、一緒に談話室へお邪魔しました。徐々に集まってくる住民の皆さんに事前に説明を…と思っている間にも、アグレッシブなカメラマンさんがグイグイとカメラを皆さんへ向け撮影を開始。私も皆さんもびっくりしてます。
「私は顔映されるの嫌だわー」
と顔を背ける女性が一人いて、そういう場合はTV局の方もさすがに配慮していただけるんじゃないかしらと思っていたところ、通訳の方が
「大丈夫です、日本では流れません。そして韓国ではヨン様が見ます」
とアクロバティックな説得を。なんじゃそりゃ!と思ったのですが、言われた女性は
「あら、そうなのヨン様が」
と納得した様子。納得するんかい!!ヨン様、未だに恐るべし。
午後13:30-14:30 河南
お昼は別々に行動して、再び午後1時に合流。河南仮設の駐車場で待ち合わせしました。今度は私から住民の皆さんへ、韓国のテレビ局が入ることを説明いたしました。
午後もグイグイきます!
活動前にアシスタントなすちゃんが住民の方から言われたことがありました。支援物資の配布方法についてだったのですが、ものを渡すということの難しさをあらためて痛感しました。もっともっと、配慮が必要なのだなあと思いました。
我々はこのあとは社協のデイサービスへ行き、終了後にまたこの河南の駐車場でインタビューを受けました。やれやれ、と思ったら今度は
「えころんの事務所の撮影をお願いします」
と言われ…うちの事務所って、ただの自宅…しょうがないので、非常勤で働いている病院の私の机周りを撮影してもらうことにしました。全て終了したのが夜7時半…私も疲れましたが、TV局の方も疲れたでしょう。インタビュー中、ずっと彼らのお腹がぐーぐー鳴っていたのが気になりました。
ちなみに日本では放送の予定が無いとのことです。
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