過去の訪問日記からお届けします。
午前10:30-11:30 西が丘
西が丘仮設には犬がいます。
私は大の犬好きなので、本当はナデナデしたりちゅーしたり可愛がりたいのですが、身分的にはただのボランティアなので、手が出せずにいて忸怩たる思いでいます。ああん、触りたい!
前に訪問した時にいた「ボス」という犬はもう亡くなったと聞きました。今いるチビちゃんは、いつか撫でてみたいと思っています。
この日、宮古市で
「豆腐汁が出た」
という鳥羽が
「近所で不幸があった」
という表現だということを知りました。身近な方が亡くなったことを、そう表現する皆さんの伝統に触れて非常に「近づいた」感がありました。被災地支援を続ける私にとって、宮古市の皆さんが普段使っている表現を知ることがとても重要なことなのです。
豆腐は三角形に切って、醤油味で味付けするそうです。
「八杯汁」
とも言うようです。
午後 13:30-14:30 近内
前回、こちらの意向を聴かずに暴走した小学生男児のうち、一人が入室していました。でも、ボランティアの高校生男子(お兄さん)がいて、彼が全て受け止めてくれたのです。すごいなあ!やはり子供の相手をしてくれる誰かは必要です。
お金を送ってくれることも、物資で支援してくれることも大事ですが、被災地で行き場を失くした子供の相手をしてくれるボランティアさんがいることがとても助けになります。この日の、この男児も行き場を失くしたエネルギーを共有してくれる、歳の近い誰かがいてくれたらきっと穏やかな一日になったのではないかと思われます。
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