午前 10:30-11:30 近内
盛岡から宮古へは国道106号線を自動車で1時間半ちょっとかけて移動します。
そして、そのちょうど真ん中あたりに旧川井村があり、廃校になった建物を利用した災害支援ボランティアのための無料宿泊施設・かわいキャンプがあります。
私が毎週末通っている宮古市の仮設住宅談話室にも、頻繁にかわいキャンプからボランティアの方々が訪れます。
この日も男性と女性それぞれお一人ずつ、サロン活動(仮設住民の話相手になったり、お茶やお菓子を供出する種類のボランティア)にいらしてました。
時間になると、ここにお住まいの年配女性、年配男性、そして小さいお子さんを連れたお母さんがやってきました
前回の崎山もそうですが、大人と子供が同じ空間にいると、どこに焦点をあてて音楽を提供していいのかブレがちです。
今回もどうしようか思案していると、ボランティアのお二人が
「ねえねえ、こんな歌知ってる?」
とわらべ歌を歌い始め、みんなでまるく座って手遊びをしてくださいました。
そうか、この手があったか!と目からうろこでした。
大人だけのセッションとまた違った、ゆったりとゆるい時間が過ごせたように思います。
活動後は、皆さんからここでの暮らしについてたくさんのお話をきかせてもらいました。
午後 13:30-14:30 西が丘
いつも盛り上がってくれる西が丘への初訪問はこの日でした。
談話室に入ると、壁際にたくさんのくるみが剥いて干してありました。
午前中はこれらくるみを使った調理を行ったとのことでした。
たくさんのリクエストをいただき、時間内に14曲歌いました。
この頃、談話室の隣には二匹の犬が住んでいました。
今は一匹になりました。
仮設は仮の住まいですが、時は無情に過ぎていきます。
過ぎて行くこれら日々は、彼らの人生にとっては仮の日々ではありません。
一日一日が、かけがえのない大切な一日です。
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