大槌町「安渡第二」 2013/1/12

16:00-17:00 安渡第二
いつも通り、開始時間の30分前には談話室に到着したのですが、いつもと違って何だか賑やかな音が外まで漏れてました。
何だろう?と思って中を覗いてみると、住民の皆さんが集まってカラオケ大会をしているではありませんか。あれ、もしかしたら別のイベント中?もしかしたら訪問日を間違えちゃった?
そう思いつつ、そっと中に入ると
「あら、いらっしゃい!お待ちしてましたよ」
と歓迎ムード‥の人と、こちらには見向きもせずにカラオケ画面にくぎづけの人。
前者はいつも私のセッションにご参加下さっている方で、後者はお見かけしたことのない方。どうやら、遠方からカラオケの先生がいらして、定期的に開催している教室のようでした。
私の方の常連さんが
「ちょっと、次の先生がもういらしているんだから、そろそろ終わりにしたら?」
と気づかって下さいましたが、こういうカラオケ教室もすごく喜ばれているのだなあと感じられました。聞けば、先生はわざわざ陸前高田からいらしているそうです。被災地へのボランティアが頭打ちになりつつある今、貴重なイベントですね。
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「こんな、みんな夕飯の支度で忙しい時間帯じゃなく、もっと早い時間に来ればもっと参加者増えるんだから」
と、途中で退室した男性から言われて
「そうですよね、新年度はどうにかしないと」
と皆さんに言ったら
「いいのよ!先生(私のことです)の都合で好きな時間にいらしていただければ!大丈夫よ」
と慰めていただきました。うう、面目ない。
帰り際に
「雪道で事故があったら大変だから、天候の悪い時は無理に来なくてもいいんですからね。こないだも他の支援者さんが事故に遭って、怪我をなさっていたの。そんなことになったら大変だから、もし無理だと思ったら電話いっぽんいただければ大丈夫ですから」
と親身になって言って下さる方もいて、私は何と幸せ者だろうと思いました。
大震災津波のおこる前は大槌町に訪れたことが無かった私ですが、こうやって皆さんと御縁をいただいたので、頑張って長く続けていきたいと思います。

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