脳はつらつ教室二回目です。この教室は毎回テーマがあって、この日は「短期記憶を鍛える」ことと、「瞬発力を鍛える」ことを中心にすすめていきました。
1.消えたのは何?
スクリーンに次々とひらがなで三文字のモノ(めがね、おばけ、くるま…など)が現れていきます。画面いっぱいにそれらが出尽くすと、次のモノが出ると同時に今まで出ていたモノが消えていきます。最終的に残ったモノを眺めながら、何と何が消えてしまったのかを思い出すゲームです。
2.見て・答えて・答え合わせ!
カシオトーンの均等なリズムに合わせて「見て」→両手を目の上にかざす仕草、「答えて」→ダンディ板野のゲッツをしながら、スクリーンに出た漢字を声を出して読み上げる、「答え合わせ」→スクリーンに出てきた回答を見る…という一連の動作をしながら、テーマごとに次々出てくる読み方の難しい漢字問題に挑戦するゲームです。
3.トルコ行進曲DEいっぱい書きまSHOW
紙と鉛筆を渡して、答えを書く作業です。セラピストが「日本人の苗字を思いつく限り書いてください」と指示して、トルコ行進曲の一部を弾き終わるまでにたくさん書くゲームです。他には「歴代の総理大臣」や「犬の種類」などの問題も出しました。
ほとんどの方は一生懸命、時間内に間に合うように!と頑張って書いてくださってましたが、中には諦めて鉛筆を置いてしまう方も…
高齢者の方を対象とした音楽療法で私が一番留意している点は、参加してくださった方に「恥をかかせない」「心に傷の残るような失敗体験をさせない」ことです。しかし、こういった主旨の教室ではどうしても課題を出して正誤がはっきりと結果として出てしまい、プライドの高い方にとっては苦痛に感じる瞬間もあるのではないか、と推察されます。さじ加減が非常に難しい作業ですが、事前の説明を丁寧に行うことと、アフターフォローをきちんと心がけることが必須ですね。
午後は上野々公民館におじゃましました。何と昨年の脳はつらつ教室in合同庁舎でご一緒した男性と再会!「二戸の方言」という本をお仲間と一緒に執筆、一冊私に下さった方です。他にも、たくさんの近隣住民が集まり、賑やかな雰囲気の中で音楽療法を行いました。
とてもびっくりしたのが、昭和のスタア画像を見せて名前を答えてもらうゲームで、ここの皆さんの回答率が非常に高かったこと!え、こんな俳優さんの名前まですぐに出てくるんですか?ってくらいに、秒殺でございました。芸能通の多い地域なんでしょうか。
コメント