午前10:30- 安渡第二
毎月楽しみにしている安渡第二にお邪魔しました、早朝の出発も何のその!何とこの日は初めての方と数年ぶりの方が来てくださいました。
「面白いから一緒に行ってみよう」と常連さんがお声かけくださったそうです、ありがたや。そして右端の方は小槌第五仮設で長年サロンに参加してくださっていたMさん。元々の家があった安渡地区に家を再建して戻ってこられたそうです。我々を忘れずにいてくださったことに心から感謝の気持ちです!
数か月前に安渡公民館で開催された虎舞の映像を見ながら、皆さんに安渡の思い出をうかがいました。海辺の皆さんは本当に地元愛が強いのだなあ、と痛感。勇壮な舞も見ごたえがありました。
午後13:00- 大槌(柾内)仮設
さて、午後からは初めてうかがう場所が二カ所続きます。まずはいつも泊っている民宿「六大工」の川向うを山に向かって進んだ場所。「まさない」という土地です。
初めて入った集会所なのに、何だか懐かしいような雰囲気でした。たくさんのサロンやイベントがここで開催されたのだなあ、とわかります。開始時間になっても訪問する人がいなかったため、参加ゼロかな‥と諦めていたところへ、ふらりと男性が一人。とても話好きな方で、この仮設の様子や最近の動向について細かく丁寧に教えて下さいました。
「わらびを煮ている途中に来た」
というこの方はフォークソングがお好きだとおっしゃってました。大丈夫、その年代も練習しております!といくつか洋楽も交えて弾いていると、どんどん人が集まってきました。やれ、嬉しい!実は半分以上の方が新居から車でいらしているとのことでした。
歌や体操、クイズなどのレクリエーションと盛りだくさんの内容をお届けしましたが、大半はこの仮設の経緯や思い出などを皆さんから教えていただく時間でした。わらびを煮ていた男性は、我々が予定している次回の訪問前には転居されるとのことで、別の場所でいつか再会出来たらなあと思います。
15:00- 小槌第八
午後の二カ所目は三枚堂という地域のそばにありました。この三枚堂は小槌第十七や小槌第四のサロンで何年もご一緒していた住民の皆さんが移り住んだ災害公営が近くにあります。終了した仮設の皆さんとすでにお会いする機会を失ってしまったので、いつかどうにかして再結集サロンができるといいなあ、と遠目に公営住宅を見ながら感じました。
何だか見覚えのある室内と調度品‥と思いつつ、セッティングをしていると、さっそく時間前に数名の方が遊びにいらっしゃいました。
「部屋、匂いがしますね」
と言うと、午前中に調理のイベントがあったことを教えていただきました。お昼ご飯を食べたのに、ちょっとだけおなかすいてきました。
そろそろ震災から8回目の夏が来る、というこのタイミングで初めて仮設住宅に来てイベント?と怪訝に思われないか不安もありましたが、さらっと自然に受け入れていただき、アシスタントなすちゃんもいきいきと「あんこ椿は恋の花」のあてふりを披露できました。見てください、この笑顔!参加者の方々から万雷の拍手をいただきましたよ。ありがとうございました、またお邪魔します!
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