午前10:30- なかよし公園
この日から遡ること数日、宮古市社会福祉協議会の担当者さんから連絡をいただきました。急に決まったことだと前置きして、今年度巡回を予定していた仮設団地のうち「なかよし公園」「児童相談所」「高浜」「浄土ヶ浜第三駐車場」が急遽解体されることとなったので、サロンは終わりになります‥とのこと。しかも、高浜と浄土ヶ浜の訪問予定は11月なので、さよならを皆さんに言う機会も無いと聞き、非常に残念に思いました。行政の決定したことなのでどうしようもないのですが、6年も定期的にお会いしてきた方々なので、やるせない気持ちになりました。
などと泣き言をもらしていても仕方がありません、せめて最後にお会いしてお別れのご挨拶ができる皆さんには、きちんとラストを飾って楽しんでいただこう!となかよし公園にやってきました。
仮設住宅を出たあとも、仲良しの皆さんで談話室に寄り集まって、お茶会や手芸サークルを楽しんできたのですが、やはり皆さんも寝耳に水だったようです。でも、宮古の皆さんは明るく、さっぱりとした気性の方が多いので
「じゃ、しょうがないわね。今までありがとうね!」
と笑顔で言ってくださいました。湿っぽくならなくて良かった!そして最後に、料理自慢のSさんが用意してきてくださったすいとんをごちそうになりました。
ザ・炭水化物パーティ!!すいとんのサイドメニューがご飯!!とてもおいしくいただきました。みんなで作った手芸作品をこれからどうわけましょうね、とか最後にいつ集まる?とか話し合いながら、またどこかでこうやって会えるようになるといいわねえと未来への約束をして、ご飯を食べました。
アシスタントなすちゃんもはりきって最後はすいとん二杯を平らげました。なかよし公園で6年間、一緒に歌を歌って下さった皆さん。本当にありがとうございました、またお会いしましょう!
午後13:30- 西が丘
西が丘の方々は二班に分かれて談話室まで来られるのですが、近内の公営住宅グループはてくてくと歩いて来るので(しかも皆さんマイペースに談笑しながら)ゆっくりと毎回サロンが開始となります。
この日も昭和30年ころの農村風景を描いた映画をご覧いただきながら、皆さんが小さかった頃の岩手の農村について思い出話を聞かせてもらいました。やはりみそ玉作りの場面は歓声があがりますねえ。
秋の歌と言えば‥と皆さんから思い浮かんだ童謡唱歌を聞いて、たくさんの秋の歌を合唱しました。「たきび」という歌を作詞した方は岩手県紫波郡のご出身なんですよ、と言うと皆さんびっくりしてました。意外と知られていないんですねえ。また二か月後にお会いしましょう!!
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