午前 10:30-11:30 藤原三丁目
二度目の訪問となったこの談話室は、壁という壁に支援者のメッセージやウクレレ演奏者の写真、そして童謡の歌詞があちこちに貼られていました。
たくさん支援者が入っていた場所なのだな、とわかりました。
時間になると、9名の方がやってきて、一緒に活動を行いました。
風船を用いたストレッチや、唾液腺のマッサージをまじえながら、9曲の流行歌を歌いました。
震災前の、皆さんの住居近辺のエピソードを話す方がいて、とても参考になりました。
午後 13:30-14:30 あゆみ公園
ここには始めて訪問しましたが、とても驚く出来事がありました。
というのも、避難所巡回時代、毎週通っていた宮古小学校体育館で何度もお会いしていた方が、ひょっこり顔を出して下さったからです。
彼は関東のご出身で、数年前に宮古市へ御夫婦で引っ越してきた、と避難所時代に教えてくれました。
宮古市に来る前は、埼玉にある繁華街で、でギター片手に流しの仕事をしていらしたそうです。
「何曲くらい、レパートリーあるんですか」
という質問に
「300曲はあるかなあ」
という彼を目標に、私はその後どんどんレパートリーを増やすよう努力しました。
※流し=居酒屋などを回り、酔客に「何か歌いましょうか」と持ちかけ、有料でギター片手に歌を歌う職業
脳血管障害の既往歴がある方なので、流しをしていた当時より手が思うように動かないから‥とおっしゃってましたが、伴奏を弾き始めると一緒に唄って下さる気さくな方でした。
数カ月ぶりに談話室で顔を合わせたら
「おおお、久しぶり!お待ちしてましたよ」
と大歓迎してくださり、感激しました。
この日は地元から来ていた姪っこさんもご一緒でした。
全部で11曲を歌いましたが、何を歌っても朗らかな顔で受け入れてくださいました。
心から流行歌を愛している人ならではの、とても親密な時間を過ごすことができました。
午後 13:30-14:30 河南
※記録には当時、磯鶏と表記していましたが、河南に変更
お一人、見覚えのある方がいらして、お聞きしたところ、以前ほかの仮設で音楽療法を受けたことのある方でした。
わざわざ、ここで活動があると知って足を運んで下さったとのこと。
何と有難い!嬉しかったです。
ここは住民同士、同じ地域から避難してきたらしく、皆さんとても親密な様子でした。
7曲ほど歌い、風船を用いた体操をして楽しみました。
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