宮古市「浄土ヶ浜」「愛宕小」2016/5/15

午前10:30- 浄土ヶ浜

気持ちの良い風が吹く晩春の宮古市、この日は午前中に浄土ヶ浜第三駐車場仮設にお邪魔しました。数週間前にスケジュール間違いで訪問して、ご迷惑をおかけしてすいませんでした。談話室に入ると、既にお二人の方がいらしていて、サーモンくんとみやこちゃんというマスコット作りをなさっていました。他の皆さんはこれからいらっしゃるのかしら?とお聞きしたら、お一人の方がものすごく不機嫌なお顔をなさって

「わかりません、私はここのメンバーじゃないらしいので!」

とプリプリ怒っていらっしゃいました。何事かと思ったら、ちょっと前にメディアの取材が入った際に、お話をしたここのメンバーさんがこの方のお名前を出すのを忘れたらしいのです。あらら‥ちょっとした悪気のない誤謬や行き違いで、気分を害されることは私も良くあるので、身につまされました。

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他の常連さんも徐々に集まってきたのですが、その方はずっと不機嫌のままで(しかもストレートに言葉に出して言うタイプの方)不穏な雰囲気のままで活動が始まったのですが、動物の赤ちゃんスライドを出してどうにか空気を変えようと私が目論んでみました。すると

「気持ち悪いわ!この動物、嫌いなの!」

と、何だか逆効果‥?と思ったら、不満を口に出し続けているうちに、ちょっとだけ態度が軟化してきたような気がしますよ。そのまま、映画音楽のスライドを出してみたところ、この方は若い頃から今にかけてたくさん映画をご覧になっていたようで、とても楽しそうにお答えになっていました。良かった!

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同じ仮設団地で、しかも一緒に手芸活動をしてきた仲間と諍いや仲違いになるのは、他の仮設でも何度か見てきた光景ですが、でも苦楽をともにしてきた間だからこそ、許せないことや相容れないことが表面化するのは良くあることなのだな、と理解できます。被災地だから、とか仮設の仲間だから、とかきれいごとだけでは済まされない生々しいことも実際ありますが、それが当然だと思います。

午後13:30- 愛宕小

近所のラーメン屋で昼食を済ませて愛宕小仮設へ。前回、ここでご馳走になったお手製のラーメンの味が忘れられないアシスタントなすちゃんは

「どこの店のよりも、ここでご馳走になったラーメンが一番」

とつぶやいていたので、到着してすぐにそれを製作者である仮設住民のKさんにお伝えしました。すると、物凄く喜んで下さって

「じゃあ、また作るから!その言葉がすごく嬉しいよ!」

となすちゃんに約束していました。わー、良かったね!なすちゃん。

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なんと!通い始めて五年目にして初参加の方がいらっしゃいました。これまで被災地巡回は主に土曜日だったのですが、今年度から日曜日にしたところ

「仕事で土曜日は参加できなかったけど、日曜日なら休みだから出られるの。どんなものかと思って来たけど楽しいから来て良かった」

とおっしゃっていただいて、本当に嬉しいです!

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で、その初参加の方から私(智田)は

「歌舞伎役者の‥名前忘れたけど、誰かに似てる。物腰がすごく柔らかい人」

と言われました。だ、誰でしょう‥?

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終了後は持参したお茶を皆さんにお出ししたのですが、参加者の方が差し入れで美味しいおまんじゅうと揚餅を持ってきてくださったので、何だか時間を忘れて楽しいティータイムに突入しました。ありがとうございました!

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