宮古市「愛宕小」「中里」2016/1/23

午前10:30- 愛宕小

訪問先の仮設団地が、どんどん住人の転居により「訪問しても誰もいません」という状況になり、数少なくなっている現在。愛宕小仮設もこの頃頻繁な訪問回数になってきました。それはそれで、しょっちゅうお会いできる喜びもあり、当然の変化として我々も受け入れております。皆さん、お変りなく元気な様子でなによりでした。

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新しく編纂している「三陸ことば絵本」の中身について、現地の皆さんから助言をいただいている場面です。やはり、その土地に暮らす方のサジェスチョンは説得力に溢れております。勉強になります。

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だいぶ方言の確認に時間を費やしてしまい。歌を歌う余地が減ってしまったので、焦る我々。ここは鉄板のなすちゃんダンスで盛り上げましょう!

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活動後、なすちゃんの作った炊飯器チーズ蒸しケーキでお茶を飲みつつ、住人Kさんの見事なウクレレで中島みゆき「糸」の練習です。お弟子Yがメロディの確認をしております。

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大好評だったチーズ蒸しケーキのレシピをご所望だったので、開発者であるなすちゃんがレシピを手書きで渡しておりました。岩手県で三番目に字が汚いなすちゃん(当社比)ですが、まごころを込めて描きました。

初参加の女性もいらして、仮設訪問も五年目を迎えるこの時期に新たな方との出会いがあるというのは、とてもうれしいなあと思っていました。昼過ぎになっても、2011年の辛い思い出を我々に伝えようと、頑張って話してくださいました。辛さというのは何年たっても消えるものではありません。

午後13:30- 中里

美味しいラーメンで昼食を済ませ、愛宕小の上に位置する中里団地へと移動。新年のご挨拶をして、皆さんと一緒にたくさん踊りと歌を楽しみました。

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「先生(私)はまた痩せたようだけど、お兄さん(アシスタントなすちゃん)は‥また太ってきたんじゃないの?」

と鋭い指摘が。私はノーコメントです‥皆さん、どうですか。写真見て。

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宮古市などで方言の話をすると、いつも昔(昭和20年代後半から30年代)の思い出話が飛び出るのですが、頻繁にその名前を聞いていた“飴を売り歩いていた「かぶすめさん」と言う髭の長い伝説のキャラ”のご親戚が偶然いらして、我々のテンションはあがりました。かぶすめさんは、自転車で大槌町まで!売り歩いていた有名人で、売り歩く際の「かぶすめさんのーあめっこはー」という歌の内容がとても気になっていたのですが、ご親戚をはじめ、かぶすめさんを記憶している皆さんから証言してもらって、だんだんと全容に近づいてきました。あとは釜石市に住んでいたスカート着用の金魚売りさんの調査をしなければ!

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鍬ヶ崎に住んでいた皆さんから、他にも貴重な昔話を聞くことが出来て、大満足の我々。

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津波前の集落の記憶は、住んでいた方からどんどん聞いて記録しなければ!と我々も思っています。方言、そしてエピソード。失われつつある大事なデータです。

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