午前10:30-11:30 実田
この日は久々に東京からいらした音大生の娘さんが同行しました。卒業論文で東日本大震災の被災地における音楽の役割について書くので、そのリサーチが目的とのことでした。実際に「歌と体操のさろん」参加者からお話を聞いて、音楽がどのように役立ったのか‥を調べるのはとても大変だと思いますが、我々の活動に足を運んでとても熱心な学生さんだったので、きっと素晴らしい論文になるでしょう。
実田仮設では3名の方にご参加いただきました。車の温度計では外気が37度(!)という猛暑日だったので、部屋はガンガン冷房がついていましたが、暑さのせいで心なしか皆さんぐったりしていました。あまり暑苦しい活動をしてはいけない!と思って、ここ一週間で仕上げた「回文2015」と「三陸ことば2」という新しいPowerPointのスライドを座ったまま見ながら、あれこれ話をしました。以前、ここで聞いた町内の男性(亡くなった方)が得意だったという「憧れのハワイ航路」の合唱や童謡も歌いました。
子どもがどこかぶつけたり怪我をした際に「痛いの痛いのとんでけ」と大人がおまじないをかけますが、ここ宮古市ではその前に
「いんぼーとーれ、かーらぐまんぜー」
という不思議な呪文が入ります。これ、どんな意味なんでしょうね?と聞いたのですが
「うーん‥小さいころから口にしてはいたけど、いざ意味を聞かれるとわからないね」
と言われました。どなたかご存知でしたら、教えてください!!この他、かけっこのことを「はせくらんこ」と言ったり、ケンケンパーを「すててんぎ」と言ったり、面白い言葉がたくさんあります。昔懐かしい言葉で発音練習すると盛り上がりますね。
参加者のうちお二人は仮設ではないのですが(お一人は自宅を再建なさって、わざわざ足を運んでくださっています)暑い中ありがとうございました。楽しかったです。
午後13:30-14:30 高浜
お昼ごはんは近所にあるラーメン屋「わが家」で熱いラーメン(と、辛いラーメン)を食べて汗だくになりながら、高浜へ移動しました。
冷房のリモコンを見ると、設定温度が20度!(智田はクーラーに当たると弱ります‥)
背後から冷風にあおられつつ、たくさんの歌を歌い、アシスタントなすちゃんに「小指の思い出」に合わせたラテンダンスを披露してもらいました。今回で16回目の訪問となった高浜仮設の、これまでの活動を振り返る意味で、撮影した多くの写真も上映したのですが、太った痩せたの話が一番多かった気がします。
「お兄さん(なすちゃんのことです)と先生(私のことです)はどうやって痩せたの?」
と聞かれたので
「食事と運動ですが、あまり食事量を減らしてのダイエットは健康に良くないので、2日に一回、30分ほどの有酸素運動と筋肉トレーニングが効果的ですよ」
とお応えしました。体は財産なので、あまり目減りするとよろしくないですよね‥太り過ぎをある程度解消できたら、私もどんどん筋トレで財産を維持していこうと思っています。
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