陸前高田市「長部公民館」2015/7/24

何度かお邪魔している陸前高田市気仙地区の長部公民館ですが、これまでのいきいき岩手支援財団の事業(陸前高田市社会福祉協議会と共催)ではなく、教育委員会と公民館の高齢者学校という仕事でした。お集まり下さったのは、男性が半数以上だったので、雰囲気は全く違っていました。

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ほんのりとアウエーな感じに、どことなく強張った表情のわたくし。音楽療法の現場は主に女性がたくさん集まってくるのですが、こんなに大勢の男性(高齢)が前列にいるというのはめったにないことです。あとでアシスタントなすちゃんから

「あんなに噛んで含めるような説明をしたの、初めて見ました」

と言われたのですが、フィーリングで楽しく過ごしてくださる女性と違って、どういう主旨の集まりで何をこれからするのかを明確に言語化しなければ納得しないよ!という圧力もあり、いつにもまして最初の導入でかなり慎重にことを進めていた自覚はあります。

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とはいえ、開始20分過ぎくらいから徐々にいつものペースに戻して、なるべく集中してもらうように視覚的な情報を多めに、ところどころにクイズなどを織り込んで挑みかかるように進めました。負けず嫌いな方がそこかしこにいらしたようにお見受けしたので、ムキになってもらったらこちらのペースです。

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思わず「笑ってしまった」という偶発を誘引するのに、うってつけの道具がいくつか手持ちにあるのですが、その最たるものが「大声で泣き叫ぶニワトリ」という玩具です。盛岡市ではドン・キホーテやビレッジバンガードなどで売っています。お陰様で、後半は会場主体で「楽しもう」という流れになりました。いただいた依頼では「講話」という主旨だったのですが、殆どの時間はこういう「笑う」「思い出す」「話す」のコンボでした。

何かを学ぶことが出来たか?と言われれば甚だ疑問かもしれませんが、盛大に会場全体が笑い声に包まれ、何だか分からないけど面白かったよと多くの感想をいただきました。蒸し暑い一日でしたが、少しでもリフレッシュしていただけたら幸いです。

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