当法人初の試みである、三陸沿岸での音楽療法講習会第1回目を開催いたしました。大雨で足元の悪い中、様々な施設から20数名の方々が受講してくださって、安堵いたしました。
会場は宮古市総合福祉センター3階です。私とアシスタントなすちゃんにとっては毎月訪問しているおなじみのデイサービスと同じ建物なので、安心感がありました。
記念すべき第1回目の講師は、当法人顧問として何度も三陸へ足を運んでくれた神戸大学院教授の岡崎香奈さんです。日本のみならず世界的に活動してきた音楽療法の第一人者が、今回は音楽療法に触れたことの無い方々を相手に基本的な情報をわかりやすく伝えてくださいました。
様々な臨床現場、場面でどのような音楽がどのような目的で使われているのか。そして対象者にはどのような変化が期待できるのか‥音楽を媒介として人と人の関係性や心身の変化があらわれた瞬間のエピソードと実際の動画も交えて、午前中1時間半の講義がありました。
お昼休憩を挟んで、午後は残りの講義と打楽器などを使用したワークショップが行われました。ミュージックベルやトーンチャイム、音つみきなどの音階楽器を使った交流のワーク、一列に並んで順番に鳴らすだけで一曲演奏できるワークなどを行いました。初めて触る楽器ばかりだったと思いますが、参加した方々はとても楽しそうに取り組んでくださいました。
こうして午後の1時間半の講義も終えて、解散となりました。今回、いきいき岩手支援財団(岩手県高齢者総合支援センター)との共催だったので、財団からお二人の助っ人も駆けつけてくださり、また宮古市内の仮設住宅にお住まいのSさんにも細々としたことをお手伝いいただいて、大変助かりました。理事の佐々木良恵さん、音楽療法士の山崎尚子さん、お疲れ様でした。皆様にはこの場を借りて心より御礼申し上げます。
岡崎香奈さん、お忙しい中とても素晴らしい講義をありがとうございました!これからもどうぞよろしくお願い致します。
三陸での音楽療法セミナーは7月12日、20日にも開催いたします。どうぞご参加ください!
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